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おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月26日はこんな日です。
サーカスの日、原子力の日、反原子力デー、柿の日、きしめんの日、青汁の日、「つがるロマン」の日、
※【サーカスの日】
1871年(明治4年)の今日、東京・九段の招魂社で、フランス人のスリエが「スリエサーカス」として日本で初めて洋風のサーカスの興行を行ったことによる。
当時の雑誌によれば、ピエロなども登場したようだが、人気はあまりなかったとか。
明治4年といえば、ほとんど江戸時代ですよね。ピエロが人気ないのもわかります。というか、「当時の雑誌」って、むしろそのころから雑誌があったんだという感じです。
「サーカス(明治フラッシュバック)」森田一朗 筑摩書房 1998年刊行
まだまだ娯楽の少なかった時代、サーカスがやってくるのは、子どもたちは行きたくてしょうがなかったでしょうね。
「サーカスの夜に」小川糸 新潮社 2015年刊行
人気の小川糸さん。夜に何が起きるのでしょうか。
※【原子力の日】
科学技術庁(現在の文部科学省)が1964(昭和39)年に制定。
1963(昭和38)年、茨城県東海村の日本原子力研究所で、日本初の原子力発電が行われた。
また、1956(昭和31)年のこの日には日本が国際原子力機関(IAEA)に加盟した。
「夢の原子力」吉見俊哉 筑摩書房 2012年刊行
原子力がすべてを解決する、そう思われていた時代がありました。
「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ(原子力を受け入れた日本)」田口ランディ 筑摩書房 2011年刊行
世界で唯一の被爆国でなぜ原発が推進されていったのか?
※【柿の日】
全国果樹研究連合会カキ部会が柿の販売促進を目的に制定した日。
日付は俳人の正岡子規が明治28年(1895年)の10月26日からの奈良旅行で、有名な「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」を詠んだとされることにちなむ。
また、地域によって違うが柿の旬の中心的な時期にあたることもその理由のひとつ。
「柿喰ふ子規の俳句作法」坪内俊典 岩波書店 2005年刊行
芸術の秋。
※【「つがるロマン」の日】
実りの秋の10月とつがるの2とロマンの6を組み合わせて記念日としたのは、JA全農あおもり。
青森で作付けされている美味しいお米の「つがるロマン」を全国にPRする日。
「日本のもと 米」服部幸應 講談社 2011年刊行
毎日食べるけどあまり知らないお米のあれこれ、載っています。
今日はこのあたりで。
それでは~。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月25日はこんな日です。
民間航空記念日、リクエストの日、世界パスタデー、もめんの日
※【民間航空記念日】
1951(昭和26)年、戦後最初の国内民間航空会社として設立された日本航空が、一番機の「もく星号」で東京~大阪~福岡間の運航を開始した。
「JAL再建の真実」町田徹 講談社 2012年刊行
日本の空をリードする会社の内の一つ、ぜひ健全な経営をお願いしたいです。そういうボクは、なかなか乗れなくてごめんなさい…。
※【リクエストの日】
1936(昭和11)年、ベルリンのドイツ放送で、ラジオのリクエスト番組が始まった。
生演奏番組の放送中にリスナーから、希望する曲目を演奏して欲しいと電話があったのがきっかけで始められたもので、その後リクエスト番組は大ヒットした。
「ラジオのお仕事 (Do you know how to wor)」室井昌也 勉誠出版 2015年刊行
聞いているだけでは分からない、ラジオ番組はどうやってできているのか?がわかります。ラジオを聞くのが好きな方は、ラジオの楽しさが倍増すると思います。
※【世界パスタデー】
1995(平成7)年、イタリアで世界パスタ会議が開催された。
EUやイタリアパスタ製造業者連合会などが合同でパスタの販売促進キャンペーンを行っている。
「パスタの基礎知識」えい出版社 2013年刊行
意外と知らないパスタの基本。たぶん、これを読めばあなたのパスタがもっとおいしくなります!
「パスタマシーンの幽霊」川上弘美 マガジンハウス 2010年刊行
まったく中身が予想できなくて気になりますね。読むとあなたのパスタが美味しくなるかどうかも謎です。
※【もめんの日】
799年に日本で初めて愛知県三河地方(現在の西尾市吉良町)にもめんの種が中国からもたらされたことに由来し、西尾市の綿祖神、天竺神社でこの日に大祭が行われる。
名古屋の木綿を中心とした生地などを扱う西出株式会社が木綿の良さなどをアピールしようと制定。
「花もめんフェスティバル」などを行う。
「もめんの服が好きだから(花柄と無地の着こなし)」こうの早苗 文化出版局 2000年刊行
ボクは服のことがよくわからないので何がもめんなのかもよくわかってないです。ごめんなさい。
※【島原の乱の日】
島原の農民らにより代官・松倉勝家が殺害されたのが1637年(寛永14年)の今日。これより島原の乱の始まりとされる。
その後、キリシタン弾圧に対して、天草四郎を先頭に反抗を続けるが、幕府は力でこれをおさえた。
「天草四郎(コミック版日本の歴史)」加来耕三 ポプラ社 2014年刊行
天草四郎は時代物のゲームによく出てくるのですが、ボクの中で「汝暗転入滅せよ」のイメージばかりになっていますので、少し勉強し直した方がいいですね。
今日はこのあたりで。
それでは~。
こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月24日はこんな日です。
国際連合デー、世界開発情報の日、ツーバイフォー住宅の日、文鳥の日、吾郷会の日、もめんの日
※【文鳥の日】
10と24で「手に幸せ」の語呂合わせと、この時期に手乗り文鳥のヒナが出回ること、 それに「1024」の数字で、文鳥をあらわせることから、この日を記念日としたのは文鳥にくわしいライターの伊藤美代子氏。
江戸時代から愛されてきた文鳥について考える日として制定している。
「だからやめられない文鳥生活(漫画で楽しむ)」伊藤美代子 誠文堂新光社 2013年刊行
文鳥への愛が伝わってきます。漫画も写真も文章もぎっしり。この本、時間のある時にゆっくり読みたいと思いました。文鳥の愛らしさが書いてあり、飼いたくなりました。でも、ペットは衝動買いしないで、しっかり考えてから迎えましょう。
今日はこのあたりで。
それでは~。
こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月23日はこんな日です。
電信電話記念日、津軽弁の日、モルの日
※【電信電話記念日】
1869年(明治2年)の9月19日(新暦では10月23日)に、東京~横浜間に日本初の公衆電信線の架設工事が始められたことに由来する。1950年(昭和25年)に日本電信電話公社(現在のNTT)が制定。
「北海道の電信電話年代記(IT時代への軌跡)」田村巌 株式会社NTTクオリス 2002年刊行
電話の交換機なども載っています。
「電話の英会話110番(こんなときどう言う?)」春田洋子 旺文社 1992年刊行
英語で電話がかかってきたら、焦りますよね。電話がかかってきてから読んでは、さすがに間に合わないでしょうけど…。
※【津軽弁の日】
津軽弁の日やるべし会が制定。方言詩人・高木恭造の命日。
「津軽」太宰治 新潮社 1991年刊行
文豪、太宰治のこの作品、ええと…(読んだことがないです)。
「愛と殺意の津軽三味線」西村京太郎 中央公論新社 2002年刊行
西村先生、こんばんは。全国各地でお会いできますね。
「方言学入門」木部暢子 三省堂 2013年刊行
「大方言。(全国47都道府県別爆笑方言)」わぐりたかし ぴあ 2013年刊行
硬軟織り交ぜて、どうぞ。
※【モルの日】
1モルは6.02×1023個(アボガドロ定数)の粒子からなる物質の物質量と定義されていることから、この数字を6:02 10/23に当てはめ、主として北米の化学者たちが「モル」を記念する日(午前6時2分から午後6時2分まで)として祝っている。
「モルグ街の殺人」ポー 金の星社 1984年刊行
モル違いですね…。
「モルヒネ」安達千夏 祥伝社 2003年刊行
こちらもモル違い…。
「面白くて眠れなくなる化学」左巻健男 PHPエディターズ・グループ 2012年刊行
少し化学の勉強をしてみないと、モルの意味が分からなかったです。
「化学のひみつ」おがたたかはる 学研パブリッシングコンテンツ事業推進部グローバルCB事業室 2015年刊行
学研のまんがでよくわかるシリーズです。まずこれから読んでイメージを頭の中に描いてからの方がいいかも。
今日はこのあたりで。
それでは~。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
読書が趣味です。昨日は近くの本屋さんへ。
いろいろな読書術、読書法について考えてみたいなーと、そんなセレクトが多くなっています。
「ひらめき教室」は、少年ジャンプで暗殺教室や魔人探偵脳噛ネウロを書いていた松井優征さんの名があったので、面白そうだなーと買ってみました。
「夜型人間のための知的生産術」は、Facebookの投稿で、師匠の藤村先生が買って嬉しそうにしていたのを見て探してきました。SNS消費ですね。
「100分でde名著 ハンナ・アーレント 全体主義の起源」は、うちの図書館で、中学生向けの学級貸し出しに「自分をつくるテツガク」がセレクトされていたのをチラ見して、はじめてアーレントを知りました。その中で、「エルサレムのアイヒマン」に触れられていて、ユダヤ人を強制収容所に送り続けた『悪』は、真面目な思考停止から来ている(省略すると齟齬が生じてこわいのが哲学ですが…)と知り、衝撃でした。
こどものころ、ナチスドイツのアウシュビッツ収容所のガス室で無辜の市民がどんどん殺されていった歴史を知っておそろしいと思ったのですが、大人になって知って、もっとおそろしいのは、収容所に送り込んでいる人間が、『ユダヤ人を許すな! ユダヤ人を苦しめてやれ!』という悪意や殺意ではなかったこと。『上から言われたから真面目に、どうしたら効率よく処理できるか一生懸命やりました』と裁判で話すアイヒマン。
書いていて身震いがしますが、しかし、正直に言うと、ボクも組織にいて、ちょっとだけわかる気がしました。「エルサレムのアイヒマン」が衝撃や反発を受けたのも、人々は内心、『あってはいけないことだけど、でも、ちょっとあるかも…。いや、ダメだけど、ちょっと…』と思ったのではないでしょうか。
どうなのでしょう。たとえば、日本に例えると、最高裁判所で死刑判決が確定された。死刑を行うのは裁判官ではなく、死刑執行人です。執行人は、判断の権限がなく、法務大臣が決定します。執行人は、絶対言わないでしょうけど、「俺、この人無実だと思うんだけど」と言って職務を遂行しない、ということにはならないですよね。法治国家ですから。
なんとも、正解が分からないことを考えるのが哲学で、もちろん人の生き死にがかかることとは別ですが、日常の仕事の一つ一つの正しさを考えているととても終わらない…。
と、そんなことを思って、でも考えないとアイヒマンか…、と思って買いました。
ああ、恐ろしい。
さて、それはそうとして、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月21日はこんな日です。
あかりの日、国際反戦デー
※【あかりの日】
1879年(明治12年)のこの日、アメリカの発明王トーマス・エジソンが作成した
白熱電球がこの日までの3日間、灯り続けたことにちなみ、日本電球工業会、日本電気協会などが1981年(昭和56年)に制定した。
ちなみにフィラメントには高温でも融解しにくい京都・石清水八幡宮の孟宗竹(モウソウチク)が使われた。
1年間の照明器具の生産数は19万9173台。(社団法人日本照明器具工業会,2002)
あかりのありがたみを認識する日。
夜遅くまで本が読めるのはあかりのおかげですね。ありがたいです。
「頭がよくなる照明術」結城未来 PHP研究所 2006年刊行
なんと、こういう本がありました。気になります。
やっぱり、エジソンといえば発明ですよね。
「みんなが知りたい!『世界の大発明』がわかる本」プロジェクトM メイツ出版 2005年刊行
この本は読んだ人に新たな発見をもたらします。きっと。
「2000年間で最大の発明は何か」ジョン・ブロックマン 草思社 2000年刊行
むむ、何でしょう。
人類の一番役に立っているものかな…。
本? 違うかな…。
※【国際反戦デー】
1966(昭和41)年、日本労働組合総評議会(総評)がアメリカ軍のベトナム戦争介入
に反対する全国政治ストライキを計画し、同時に全世界の労働団体・反戦団体に呼びかけ、
この日が反戦の日になった。
「もしそれがわたしだったら(24の反戦詩集)」赤木かん子 自由国民社 2003年刊行
図書館の発明の母、赤木かん子さん。詩集も編まれていました。気がついていなかった…。不勉強でした。これも読んでみたいです。
「『反戦・脱原発リベラル』はなぜ敗北するのか」浅羽通明 筑摩書房 2016年刊行
むむむ。
平和や反戦を唱えると「非国民!」と謗られる世の中だけは、もう来てほしくないです。思想や言論が自由であることは、アイヒマンを生まないためにも大事だと思います。
今日はこのあたりで。
それでは~。
こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月20日はこんな日です。
新聞広告の日、リサイクルの日、頭髪の日、ソフト化の日などなど。
※【新聞広告の日】
1958年(昭和33年)に日本新聞協会が制定した日。
新聞広告の生活情報源としての役割の大きさをアピールすることが目的。
10月15日からの新聞週間の中の区切りのよい日としてこの日になった。
【関連】
新聞週間 10月15日~10月21日
「コピーライターの世界(世の中、ぜんぶ広告なのだ)」糸井重里 徳間書店 1984年刊行
糸井さんのフレーズ、激しい言葉は使わないけど何か気になるというか、優しい感じがするんですよね。
「新聞消滅大国アメリカ」鈴木伸元 幻冬舎 2010年刊行
最新ニュースが現場からリアルタイムで飛び込んでくる現在、新聞は日本でもこの先、部数がなかなか伸びていきにくいですよね。ただ、取材力やしっかりした文章はこれからも世の中で必要です。
※【リサイクルの日】
日本リサイクルネットワーク会議が1990(平成2)年に制定。
「ひとまわり(10)、ふたまわり(20)」の語呂合せ
この記念日が発展して、通商産業省(現在の経済産業省)ほか8省庁が10月を「リサイクル推進月間」とした。
「リサイクル幻想」武田邦彦 文芸春秋 2000年刊行
資源のリサイクルするのに、さらに別の資源を必要とするので有用ではない、ということがありました。17年経ってリサイクルの効率も上がっていたら先生がここで提唱された意義も大きいですね。
【関連】
リサイクル推進月間 10月1日~10月31日
リサイクルの日 6月9日
※【頭髪の日】日本毛髪科学協会が制定。
「とう(10)はつ(20)」の語呂合せ。
【関連】
頭髪の日 毎月18日
「みだれ髪」与謝野晶子 主婦の友社 1974年刊行
髪の本といえばこちらですね。髪の本でもないか。
「やってはいけない頭髪ケア(指の腹を使ってシャンプーするのは逆効果!)」板羽忠徳 青春出版社 2014年刊行
むむ。話が違うじゃないか。
※【ソフト化の日】
ソフト化経済センターが1989(平成元)年に制定。
「ソ(十)フ(2)ト(十)」の語呂合せ。
柔らかな発想で、これまでと違ったことをやってみるという「ソフト化」を広く 呼びかける日。
「天才数学者たちの超・発想法(早稲田大学高等学院熱狂の講義)」柳田晃 大和書房 2014年3月
「夢を実現する発想法(iPS細胞×はやぶさ)」川口淳一郎 致知出版社 2013年刊行
科学者・技術者の限界への挑戦、たまに触れておきたいです。
「藤子・F・不二雄の発想術」藤子・F・不二雄 小学館 2014年刊行
138Pより引用
物を作るというのは、その人の個性を百パーセント発揮させないとうまくいかないんです。いろんな意見を出し合って、足して二で割る、三で割るというようなやり方ではダメなんです。
147Pより引用
創作とは言いますけども、有名な言葉に『完全な創作はこの世に存在しない。すべて人間が文化を持って以来の作り直し、再生産されたものである』というのがありますね。描く一方だとすぐ枯れてしまうんです。ここを一つの土壌とすれば、たえず栄養を供給してやらなければ、枯れた土地になってしまい作物もできなくなってしまう。たえず活性化を考えなければいけない。そのためには勉強というようなことではなくて、本当に好きなら映画を見たり読書をしたりするというのは、楽しみでなければいけないはずなんですよ。
読んで、なるほど~と思いました。
図書館で出会って、手元に置きたいなと思って買った本の一冊です。大人になってもドラえもんが好きな方におススメ。ドラえもんの話はそんなに多くないのですが、なるほど、こういう考え方でできたんだ、と面白かったです。
「不便から生まれるデザイン(工学に活かす常識を超えた発想)」川上浩司 化学同人 2011年刊行
「ファミコンの驚くべき発想力(限界を突破する技術に学べ)」松浦健一郎 技術評論社 2010年刊行
制約があるからアイディアが生まれる、必要は発明の母といった言葉がありますが、まさにこれでしょう。昔のゲームはチープではあるけど勝手に想像して楽しんでいたなー。
今日はこのあたりで。
それでは~。
こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月19日はこんな日です。
バーゲンの日、日ソ国交回復の日、海外旅行の日、ブラックマンデー、住育の日、イクメンの日
※【バーゲンの日】
1895(明治29)年、東京の大丸呉服店が冬物の大売出しを開催し、日本初のバーゲンとなった。
バーゲンという言葉は日本では特価販売、いわゆる安売りという意味で使われます。
「新版 安売りするな! 『価値』を売れ!」藤村正宏 2017年刊行
同業他社の動向ばかり気にして、値段の勝負に陥ると現代は際限ない安売り競争に会社も社員も疲弊し、悪循環になります。
社会で働いている方へ。
たくさん似たような会社(店)がある中で、お客様は、どこから買ってもいい、あるいはどこからも買わない、という選択肢がありながら、どうしてあなたのところで買わなければならないのか?
この問いの答えが、安いから・近いからといったことなら、その会社や店は危険です、と著者の藤村さんは語ります。
安売りすると、会社もあなたの生活も維持できません。
そして、お客さんは値段だけで選んでいるわけではないのです。
値段だけで選ぶなら、図書館があれば本屋さんは無くなりますが、現実には本をただで貸しているというだけではお客さんはこないのです。本を売っている本屋さんにはお客さんがいるのに。
図書館の職員がいうのだから間違いがありません。ただでも、やり方を間違えると人は来ないのです。
(でも、東京のまちなかの図書館に行ったら、空いている席がないくらいびっしり人がいました。都会の図書館だけ見ても、田舎の図書館だけ見ても意見が偏ってしまいますね…。)
藤村さんは、選ばれることが必要で、それには『独自の価値を伝えよう』と言っています。
図書館の価値って何でしょう?
書店さんと図書館は役割が違うし、そして鹿追町図書館の独自の価値、それをきちんとボクも理解して、伝えていこうと思います。
あ、この本は、商売だけでなく、仕事がつまんない、やりがいを感じていない人が仕事を面白がれる本です。仕事を楽しんで、うまくいっている人たちの話がたくさん出てきます。公務員が読んでも面白いです。
※【日ソ国交回復の日】
1956(昭和31)年、モスクワのクレムリンで、日本の鳩山一郎首相とソ連のブルガーニン首相が「日ソ国交回復の共同宣言(日ソ共同宣言)」に調印した。
ソ連はサンフランシスコ平和条約に調印しておらず、日本とソ連との戦争状態が続いたままになっていた。
北方領土問題で激しく対立したため、領土問題は棚上げにされたままとなった。
【関連】
北方領土の日 2月7日
「祖国をソ連に打った36人の日本人」桧山良昭 サンケイ出版 1982年刊行
むむ、これはいけません。
※【海外旅行の日】
「遠(10)くへ行く(19)」の語呂合せ。
海外旅行の楽しみ方等について考える日。
「海外旅行の知恵と哲学(一カ所にせめて一週間は居たい)」佐藤友之 三五館 2005年刊行
日程の確保ができれば、ぜひ。
「パッケージツアー大いに結構(失敗談で綴る海外旅行の知恵)」曽我和三郎 文芸社 2001年刊行
なかなか機会の少ない海外旅行こそ、他人の経験を聞いて役立てたいですね。
「何もしないまま出発日になってしまった人の機内で一夜づけ海外旅行英会話」デイビッド・セイン 主婦の友社 2015年刊行
あせる気持ちに応えてくれる一冊です。
※【ブラックマンデー】
1987(昭和62)年10月19日月曜日、ニューヨーク株式相場が大暴落した。
ダウ30種平均の終値が先週末より508ドルも下がり、この時の下落率22.6%は世界恐慌の引き金となった1929年の「暗黒の木曜日」を上回った。
この影響は翌日東京にも波及した。
「恐慌前夜(アメリカと心中する日本経済)」副島隆彦 祥伝社 2008年刊行
サブプライムローン問題など、アメリカ経済の影響は日本にも大きいですよね。
※【住育の日】
住宅の健康とそこに住む人の健康を守るために、業種を超えた専門家が集まり研究活動などを行っている大阪に本部を置くNPO法人日本健康住宅協会が制定した日。
住宅についての教育を行う「住育」の大切さをアピールするのが目的。
日付は10月が住宅月間であることと、10と19で「住育」と読む語呂合わせから。
「快適で住みやすい『家のしくみ』図鑑(5人の建築家が教える『住宅設計』のきほん)」住まい方を考える設計者の会 永岡書店 2011年刊行
「後悔しない家づくり(住宅のプロが教える!)」黒須新治郎 現代書林 2005年刊行
毎日過ごす家、ストレスなくいい気分で暮らしたいですね。これから建てる方はぜひしっかりポイントをおさえておいていただきたいです。
※【イクメンの日】
「父さん(10) 」「育児 (19)」から。
2011年から毎年この日にイクメン オブ ザ イヤーの表彰が行われる。(イクメン オブ ザ イヤー 実行委員会)
「忙しいビジネスマンのための3分間育児」おおたとしまさ ディスカヴァー・トゥエンティワン 2013年刊行
ちょっと短すぎかと思いますが、しかし、家族を守るために仕事が忙しいのであります。でも、仕事頑張りすぎて体も家庭も壊れてしまった…、なんてことにならないように、懸命に働くお父さん、自分も家族もいたわってくださいね。
「パパは、絵本作家(毎日のんびり子育て)」のぶみ PHP研究所 2012年刊行
人気絵本作家ののぶみさんのマンガエッセイです。読みやすく、「子育てしてたらこんなことあるよなー」と共感でき、のぶみさんの素直な気持ちの吐露に、やさしい気持ちになれる本です。
今日はこのあたりで。
それでは~。
こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月18日はこんな日です。
統計の日、冷凍食品の日、世界メノポーズ(更年期)デー、フラフープ記念日、ミニスカートの日、木造住宅の日、ドライバーの日
※【統計の日】
1973(昭和48)年7月3日の閣議で決定。
1879(明治12)年9月24日(新暦10月18日)、府県物産表に関する太政官布告が公布された。国民に統計の重要性を知ってもらうための記念日。
「統計解析」丹慶勝一 ナツメ社 2003年刊行
「3日でわかる確率・統計」小林道正 ダイヤモンド社 2002刊行
「ビッグデータと人工知能(可能性と罠を見極める)」西垣通 中央公論新社 2016年刊行
ボクは数字の計算はまるっきり苦手なのですが、数字の根拠を持つことも大事な場面がありますよね。
※【冷凍食品の日】
日本冷凍食品協会が1986(昭和61)年に制定。
10月は冷凍の「とう(10)」から。18日は、国際的に、-18℃以下に保てば冷凍食品の品質を1年間維持できるとされていることから。
「食慾の秋」でもあることから、冷凍食品の販売促進のためのPRが行われる。
「冷凍食品のひみつ」おぎのひとし 学研パブリッシングコミュニケーションビジネス事業室 2011年刊行
学研まんがでよくわかるシリーズより。冷凍食品、おいしいし便利ですよね。炒めるピラフが大好きです。カンタンで、すぐ食べられます。
※【世界メノポーズデー】
「メノポーズ」とは「閉経」「更年期」のことで、更年期前後の女性がどう生きるかを考える日。
「こうしてのりきる!40歳からの更年期(悩みをひとりの胸に閉じ込めないで!)」主婦と生活社 2003年刊行
悩みを口に出したり、逆に人の悩みを聞いたりして「あ、自分だけじゃないんだ」と思って救われること、あると思います。
※【フラフープ記念日】
1958(昭和33)年、フラフープが日本で初めて発売された。
1本270円で、一箇月で約80万本という爆発的な売上げを記録する大ブームになったが、「腸捻転になる」等の噂がたち、急速に売行きが落ちた。
「イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑」澤宮優 原書房 2016年刊行
フラフープの生産もそうなんでしょうか。
2014年に、オックスフォード大学の研究で、『あと10年で無くなる仕事』という発表がありました。そのリストには多岐にわたる職業がリストアップされています。ホテルの受付係、簿記・会計・監査の事務員、電話オペレーターは、どんどん機械が代行していますね。リストの中には、図書館員の補助員も入っていました。うーん、図書館業界は人間の知恵は機械には代替できないという思いがあるかもしれませんが、実際に蔵書管理をコンピュータのシステムで行うようになると、オール手書きの時代よりずいぶんやりやすくなったんだろうな、と思うことはままあります。今はまだキーワードが一文字違うだけで検索結果0になったりするのであてにし過ぎるとダメですが、これからどんどん精度が上がってきますしね。
温故知新、昭和で消えた仕事を見ると、その未来予測に納得がいくかもしれません。
自分の仕事を進化させましょう。
※【ミニスカートの日】
1967(昭和42)年、イギリスから「ミニの女王」ツィギーが来日し、ミニスカートブームが起こった。
「スカートの下の劇場(ひとははどうしてパンティにこだわるのか)」上野千鶴子 河出書房新社 1989年刊行
まじめに考えてみましょう。
※【木造住宅の日】
住宅の「住」を読み替えると数字の「十」に、漢字の「木」を分解すると数字の「十」と「八」になることから、社団法人日本木造住宅産業協会が平成10年に制定した。
「木造住宅工事チェック・ハンドブック(実用図解)」家づくり援護会 作品社 2004年刊行
うーん、ふだんなかなか読まれないかもしれませんが、今日くらいいかがでしょうか。
※【ドライバーの日】
トラック、バス、タクシーなどに乗務するすべてのプロドライバーに感謝するとともに、プロドライバーの地位向上を目指す日にと、物流業界の総合専門紙「物流ウィークリー」を発行する株式会社物流産業新聞社が制定した日。日付は10と18で「ドライバー」と読む語呂合わせから。
「東京タクシードライバー」山田精機 朝日新聞出版 2014年刊行
「タクシー裏物語(現役ドライバーが明かすタクシーの謎)」伊勢正義 彩図社 2008年刊行
様々な人々を運ぶドライバーさんの物語です。
「物流の未来を担うセールスドライバー(佐川急便でみる物流業界)」宇津木聡史 2004年刊行
いつもお世話になっております。お体壊さないようにしてくださいね。
「黄色いバスの奇跡(十勝バスの再生物語)」吉田理宏 総合法令出版 2013年刊行
何度か紹介していますが、この本はとてもおススメです。
十勝バスの現社長の野村文吾さん、ますます活躍中ですがお父さんから会社を継がれたときは、経営ががけっぷち。
会社が危ないのに社員はやる気を失っている。やる気がないから危ないのか。
文吾さんは東京で別の会社で働いていたけどいきなり呼び戻されて社長になりました。
このままじゃ会社が無くなるので改革を訴えます。しかし、この構図で生え抜きのベテラン社員が従わないのはわかる気がします。
この状態をいかにひっくり返し、日本中でも注目される会社にしていったのか…。
結果をみると奇跡のようですが、現実に起こったことです。
『雪解け』という章を読んだとき、胸が熱くなりました。
ぜひ、社長ではなくても組織・チームで仕事をしている人に一度は読んでほしい本です。
今日はこのあたりで。
それでは~。
こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月17日はこんな日です。
貯蓄の日、貧困撲滅のための国際デー、上水道の日、オンラインゲームの日、沖縄そばの日、カラオケ文化の日、神嘗祭
※【貯蓄の日】
日本銀行貯蓄増強中央委員会(現在の金融広報中央委員会)が1952(昭和27)年の
同委員会発足の際に制定し、翌年から実施。
戦前まで実施されていた神嘗祭に因んで。
勤労の収穫であるお金を大切にする日。
「貯金も倹約も全てここから! 楽しい『0円生活』入門(支出ゼロ円で暮らす喜び!)」丸田潔 主婦の友社 2009年刊行
支出ゼロで暮らせたら、スゴイですね…。
※【貧困撲滅のための国際デー】(International Day for the Eradication of Poverty)
1999(平成11)年の国連総会で制定。国際デーの一つ。
「鏡のなかの『豊かさ』(援助する国される国)」飯田経夫 筑摩書房 1988年刊行
「ムハマド・ユヌス自伝(貧困なき世界をめざす銀行家)」ムハマド・ユヌス 早川書房 1998年刊行
「池上彰とホセ・ムヒカが語り合ったほんとうの豊かさって何ですか?」池上彰 KADOKAWA 2016年刊行
このあたりが気になります。
※【上水道の日】
1887(明治20)年、横浜の市街地へ日本初の近代的上水道による給水が開始された。
イギリスの工兵中佐パーマーの設計指導により、相模川から野毛山の貯水地へ引水し、市街地へ給水していた。
「シビル・アクション ある水道汚染訴訟」ジョナサン・ハー 新潮社 2000年刊行
上下巻で読みごたえがありそうです。
※【オンラインゲームの日】
1997年、日本初の月額課金型、多人数同時参加型オンラインRPG「ウルティマオンライン」の英語版パッケージが発売された日を記念して、エレクトリック・アーツ株式会社が制定。
「オンライン!クリア不可能?悪魔のゲーム!」雨蛙ミドリ KADOKAWA 2011年刊行
呪いのゲームに挑む主人公たち。仲間と力を合わせて攻略にかかるが…!?
10巻以上続いている人気シリーズ。
小学校高学年くらいからが読みやすそうです。
※【沖縄そばの日】
1978(昭和53)年、「沖縄そば」の名称が公正取引協議会に正式に呼称認定され、
また、全国麺類名産・特産品に指定された。
「沖縄のうまいもの。」太陽編集部 平凡社 2000年刊行
沖縄そばもそうですが、なかなか沖縄の料理を食べる機会がないです。
沖縄料理のお店に行ったことがないなー。北海道には少ないのかな。
※【カラオケ文化の日】
カラオケ機器の販売及びリースに係わる事業者の全国協議機関である全国カラオケ事業者協会が制定。
「カラオケは我が国が生んだ最大の娯楽文化」との認識から、20年余りにわたり、その普及に努めてきた事業者が集まる同協会の設立記念日。
【関連】
カラオケの日 1月19日(NHKが制定)
ファミリーカラオケの日 9月第2土曜日
「カラオケを発明した男」大下英治 河出書房新社 2005年刊行
個人的にはカラオケといわれると、荒井注さんがカラオケボックスを開店しようとして、建物が完成したけど入り口が狭くてカラオケの機械が入れられなくてオープンできずに終わったという話をいまだに思い出します。
※【神嘗祭】
1947(昭和22)年までの祝日。
天皇が、その年の新穀を伊勢神宮に奉納する祭。
1871年に定められたときは9月17日に実施されていたが、1879年にこの日に改められた。
いろいろ読み方はありますが、かんなめさいと読むのが一般的なようです。
「図解ふしぎで意外な神道」岡田明憲 学研パブリッシング 2013年刊行
あまり意識しないけど身近なところにその由来があったり。
初詣が1年で最初で最後の参拝になったりするけど、もうちょっとお参りすべきでしょうか。
今日はこのあたりで。
それでは~。
こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
全国図書館大会での文藝春秋さんの「図書館で文庫本を置くと無料の意識づけがされてしまうので、やめてほしい」という発表が波紋を呼んでいます。大きな波紋の一つが、キングコング西野亮廣さんの「全国の図書館に新刊を自費で送ります。いらない場合は返品費用と手数料を後ほどお支払いします」という宣言です。
図書館が本の売り上げを減らしているのではない。出版業界や書店と図書館は利害が対立していない、という主張をされています。
実はボクはその話が流れる前に、「面白そうだな。話題になりそうだし、自分で買おう」とこの本は買っていました。また次の機会にこの本のことを書きたいと思います。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月16日はこんな日です。
自分色記念日、世界食糧デー、ボスの日
※【人と色の日・自分色記念日】
人が生まれながらに持つ髪や目、肌の色などと調和して、その人にいちばん似合う色が自分色(パーソナルカラー)。
個性を引き立て、魅力を引き出すパーソナルカラーの効果的な活用法などを提案する有限責任中間法人の日本パーソナルカラリスト協会が制定。
日付は10と16で「ヒトイロ=人色」と読む語呂合わせから。
「似合う色がわかる本(カラーアナリストが教える本当に似合う色)」桶村久美子 中経出版 2002年刊行
「ビジュアルカラーコーディネート」徳永聖一郎 講談社 2000年刊行
「トコトンやさしい色彩光学の本」前田秀一 日刊工業新聞社 2016年刊行
「色の教科書(暮らしがもっと楽しくなる!)」桜井輝子 学研パブリッシング
ふだん、あまり色に気を配っていないのですが、家で実物大ガンダム像の写真&製作者インタビュー集を読んでいたときに色の話が出てきました。
今日の朝読は【Real-G〜1/1scale GUNDAM Photographs〜】。
実物大スケールのガンダム像が2009年に台場潮風公園で公開されました。その立像写真(山口規子さん撮影)と製作に関わった人々のドキュメント。
精密なモデル。カッコよく美しい!
#ロダンの朝読 pic.twitter.com/K6hVprgF4R— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) October 15, 2017
ガンダムは白が多く、同じ白だと見栄えがしないので、権利者のサンライズと立像の製作技術者チームが話をして、「各パーツはいろいろな工場で別々に作られたという設定にして、グレーを使いながら色のメリハリをつけましょう。同じ工場で作られたパーツは塗装色を合わせて。それなら靴上がったときに単調にならない」というようにして完成度をあげたそうです。
また、ガンダムの生みの親、富野さんは「おもちゃカラーだが、結果的にこれでよかった。ハッピーでピースフルな見え方だ。兵器を意識したミリタリーカラーにしたらミサイルが飛んできたかもしれない」と語っています。なんでも、企画の最初には富野さんには打診がなく、プロジェクトが中止できない段階になってようやく話が来たそうです。「最初に俺のところに話が来ていたら、このプロジェクトは認めなかった」とも、書かれています。忌憚のない意見とはこういうことを言うんだなぁ、と思いました。
あ、ちなみにガンダムはアニメ出てくるだけで「実物大」といっても実物がないので正確ではなく、1分の1ガンダム像という表現が正しいらしいです。はい。
色の話のようでいて、自分の趣味の話でした。
※【世界食糧デー(World Food Day)】
国連食糧農業機関(FAO)が1981(昭和56)年に制定。国際デーの一つ。1945(昭和20)年、FAOが設立された。開発途上国等での栄養失調や飢餓について考える日。
「世界から飢餓を終わらせるための30の方法」ハンガー・フリー・ワールド 合同出版 2012年刊行
「食料と環境問題(世界と日本の食料問題)」山崎亮一 文研出版 2011年刊行
ボクが子どもの頃に、世界の人口は55億人と聞いたような記憶がありますが、子どもの頃より30数年が経って、男の数が世界に35億なので、倍にして70億くらいです。増え続ける人口による食糧需要を満たす供給をしていくか、大きな問題です。
「ナショジオと考える地球と食の未来(私たちはいつまで食料を確保できるのか?)」日経ナショナルジオグラフィック社 2016年刊行
食糧問題について、わかりやすくまとめられています。
ボクは実家が酪農家なので、いろいろいろいろ考えてしまいました。
※【ボスの日】
1958(昭和33)年、アメリカのパトリシア・ベイ・ハロキスさんが、会社を経営していた父の為に提唱。
経営者と部下の関係を円滑にするための日。アメリカではボスを昼食に招待したりプレゼントを贈ったりしている。日本では1988(昭和63)年からデパート業界が実施している。
「『ボス』と慕われた教師(学校づくりは石狩で、カンボジアで)」小山内美江子 岩波書店 2003年刊行
小椋英史先生、校長になって次々と新しいアイディアを出します。ノーチャイム・ノーホイッスル運動。「教職員は腕時計をしているし、教室にも校庭にも立派な時計がある」と、導入。最初は混乱があったものの、次第にうまくいくようになりました。周りの先生は、「チャイムやホイッスルの合図に従わせるのではなく、自ら行動する。これが教育なんだな」と感じたと言います。
一人一冊一年間熟読のアイディアは、冊数を多く読めばスゴイ、というのではなく、しっかりじっくり名作を味わい、読み取ってもらいたいとのことで取り組まれたのでした。
退職のときに、教師の有志で贈る言葉を載せた小冊子が作られました。
「思ったのなら、やれ。校長は検事ではない、最終弁護人だ。あの言葉、忘れません」
これは、素晴らしい言葉だと思いました。
素晴らしい本、素晴らしい言葉、素晴らしい方に出会えました。
「ゴリラのボスになった力三さん(世界が驚いた!ゴリラと心を通わせた飼育係の物語)」綾野まさる ハート出版 2002年刊行
戦争のときの、ゾウのエピソードを読んで泣きそうになりました。
東山動物園でも、上野動物園と同様に「猛獣を殺せ」と軍から命令があり、多くの動物を獣医と飼育員が、やりきれない思いでその手にかけました。
三頭のゴリラとのエピソード、人間とゴリラは心を通わせられるのか。
人とゴリラの種の垣根を越えた力三さんの愛で、心が通い合ったのです。
しかしゴリラに対してボスであるには、肉体的に彼らより強いことを示さなければなりませんが、どんどん成長していくゴリラを力にて制することができなくなり、悲しい別れが訪れました。でも、最後まで読んでほしい本です。
児童書で、ひらがながふってあるので動物好きの小学校3年生くらいからおススメです。いつも本を読んでいる子はもう少し小さくても読めます。
「ボスがきた」たけうちまさき 偕成社 1980年刊行
一人の児童、たけうちくんが施設にやって来た子犬に親と別れて暮らす自分の境遇を重ねます。子犬は『ボス』と名づけられました。
大切な友人として一緒に暮らした『ボス』にも最後の時が訪れます。その悲しみたるや、大変なものでした。たけうちくんはその気持ちとボスとの思い出を絵にして、【ボスがきた】という絵本になりました。
今日はこのあたりで。それでは~。