Category Archives: エクスマ

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体験を売るとは、どういうことなのか。北海道エクスマOB会にて(2017.6.17比布町)

藤村正宏氏の主宰する、エクスマ塾やエクスマセミナーにて、「価値を伝える」ということを勉強している。

北海道エクスマOB会に参加した。

比布町で行われている月に一度の講座の前に、先生がいらっしゃるならと北海道の塾生が同窓会的に企画してくれたものである。ありがたい機会。

先生たちが釧路の話で盛り上がるかたわら、食事に興じるノムリエ(本文の内容とはあまり関係ありません)。

 

先生の講演を聞き、卒業生同士の自己紹介がひとしきり終わって交流会でトークショーが行われた。そこで司会のヴィーノ(芸名。日本人である)からみんなと確認し合いたいと問いかけがあった。

 

エクスマで言う、【モノを売るな体験を売れ】とはどういうことか、みんなわかっているだろうか。

ということについてだった。

 

【体験を売る】とは体験商品とは違う。

そば打ち体験や農業体験は、エクスマの【体験を売る】ということではない。

 

 

実は、3月に東京でも63期の卒業生で同窓会をおこなって、先生から問われていた。

そのときは、「これが言えなかったら塾生って言えないぞ」とのお言葉つきなので、震えあがって常に考えていたが…。

 

世の中に商品・モノはあふれている。

他に代わりの利く【モノ】を売っていても他の人が値段を下げたらそちらが売れていく。そこに対抗して値段を下げても、きちんと利益が出なければ続けていけない。価格競争をしてはいけない。そのために、モノをモノとして売っていてはいけない。

お客さんがそのモノを買うとどうなるのか。

 

例えば、布団がほしい人は、布団がほしいわけではない。

すでに禅問答のようだが、そうではない。いや、そうかも。それは置いておいて…。

 

布団を探している人は、心地よく眠り一日の疲れを取って次の日すっきり目覚めてまた仕事や遊びにエネルギーを発揮したいのだ。

 

ノートにメモって必死に食らいついてみたが、なかなかズバッと答えが出てこない。

考えるのも好きだけど、メモるのも好きです。ちなみにノートの左側に聞いたことを、右側にその話から思いついたこと書きます。中身が濃い話だと記録で精いっぱいで右側はほとんど真っ白です。

 

いきなり自分のことについて考えると迷宮入りするので、仲間の商売で考えてみた。

 

モノを売る=

お客さんによく切れる包丁を買ってもらう。

 

コトを売る=

お客さんが家でストレスなく、また、おいしく料理ができるようになる。

 

体験を売る=

見事に研いだ包丁は、野菜の味さえ変えておいしくなる。野菜の嫌いだった子どもがよく食べるようになって、朝ごはんをきちんと取り、学校でも昼まで元気。健康で成績もよくなった。

お父さんも料理がおいしいので早く帰ってきてみんなで夕飯をとれるようになる。

お母さんも、料理がしやすくなり、イライラしないので家族が仲良くなった。

……ということだろうか?

 

 

企業側・店側が主語になるのか、そうではなく、お客さんの方が主語にならないといけない。売らんがための理屈付けではなく、提供されるお客さんの方から見て、どうであるか。

 

とすると、自分の仕事で考えると…。

 

図書館で本を借りるということは、お客さんに何をもたらすのか。

 

本を借りられる→モノの提供

本を読んだらそのジャンルに詳しくなって、成績や業績が上がる→コトの提供

本とは、先人の経験や知識を集積しているもの。経験や知識や考え方を受け継ぐということは、ゼロからでなく、先人の到達点から出発できる。その分早く、今までのゴールに到着できるし、さらにそこから積み上げていけるということである→体験の提供

 

合っているだろうか…。

そもそも、本ならばテレビや布団以上に、本屋さんにもAmazonなどネット書店にも別の図書館にもまったく同じものがある。

モノで独自化はしがたいのである。

 

読書によって得られる体験…。図書館職員こそわかっていなければならないが、まだまだ整理できていない。

そうであれば、翻って自分が読書で何を得たのか。

難しいな…。

 

あ、ここで【難しい】と思うと答えが出ない。

カンタン、カンタンとつぶやこう。

カンタン、カンタン。明日のボクが考えてくれるさ。

今日は変な日、切腹最中の日。同期会の話とともに。3月14日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

東京で学んだエクスマという塾の同窓会に行きました。モノではなく体験を提供しようという塾です。

多忙の藤村正宏先生、佐藤ゆかり先生も時間を作ってきてくれました。仲間にも、先生たちにも、そして新たな仲間たちも駆けつけてくれて学び、一緒にご飯を食べました。嬉しい時間でした。

何度も聞いたあの言葉、2017年のエクスマでは死語になりました。既存顧客を死ぬほど大切にしていたら、本当に死ぬ目に遭ったお話。
緩やかな関係性にアップデートしましょう。

 

2年前からともに学んで友達になってくれた宮下さん。組織の論理で動くのがなんか嫌で、フリーターという立場を選ぶ。そしてお客さんを選ぶというスゴイ化粧品販売スタッフ。
ピノコも、既存顧客を死ぬほど大切にする手法に自らの体験から異を唱えています。

 

藤村先生は「ブログは読まれない時代になってきている。もちろん、しっかりした記事をちゃんと書くなら意味があるけど、専門性のない話ならツイッターでいいよ」とお話しされました。

さすが先生、心当たりがあって、ギクッ。

 

成熟した高度情報化社会の今日において、2年前に習ったことをいまやっとできるようになってもトレンドは先に進んでいるのです。

つまり、二年も経つと新しかったことが常識化して、他との差異が無くなるので効果が無くなるということです。トホホ。

 

そんなブログの読まれなくなった時代にこのブログへようこそ。

知的好奇心を刺激してつい本に手が伸びる…。なんて、なったらいいな。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月14日はこんな日です。

 

ホワイトデー、キャンディーの日、マシュマロデー、数学の日、円周率の日、国際結婚の日、切腹最中の日、美白デー、さーたーあんだぎーの日

 

あなたはどれが気になりましたか?

ボクは切腹最中の日が気になりました。

一体、なんなのでしょうか?

 

浅野内匠頭が吉良上野介に対し、激高して我慢の限界を超えて城の中であるにもかかわらず、刀を抜いてしまいました。

お殿様の城の中での抜刀。

『殿中でござる! 殿中でござる!』

 

もちろんそんなつもりはないのですが、浅野の行為は主君への反逆という形になり、無念にも切腹することに。

このあと、尊敬する浅野を破滅に追いやった吉良がのうのうと暮らしているのを許せず、部下たちが47人集まって復讐を誓います。

吉良邸への討ち入りです。

 

いろいろ省略しちゃいました。こんな感じが忠臣蔵の物語です。テレビドラマにすると少なくとも3時間くらい。長いと二日連続で放送とかしていました。

その忠臣蔵の話を語り継ごうと和菓子店が商品に『切腹最中』と名付けて、この日を制定したそうです。

 

うちの図書館には…。

「切腹(日本人の責任の取り方)」山本博文 光文社 2003年刊行

切腹の本がありました。以前も紹介していますね。

しかし日本人、責任感強すぎです。

 

『人間の命は地球より重い。死ぬくらいなら逃げたっていい。なにもかも捨てて逃げたらいい。とにかく死んじゃダメだ』とはボクの師匠の言葉です。

一昨日、兄弟子に教えてもらいました。

教えてもらえて良かったです。本当に、良かった。

 

国際結婚の日でした。

「ダーリンは、イギリス人(国際結婚レポート&エッセイ)」ウエイド美加 三修社 2004年刊行

イギリスと日本、環境も教育も違うので考え方や行動が様々な点で違います。

…、そのすれ違いが刺激になっていいのかも。

 

円周率の日でした。

『円周率は3.14とする。』という文を、学校のテストの時によく見たような記憶がよみがえりました。

 

「はてしない数の物語(平方根・無理数)」堀江千代子 国土社 1995年刊行

割り切れないことで有名な円周率。小数点以下の桁は無限に続く。とすると、その桁は最後までみることができません。見ることがないのに、なぜ無限に続くのか。本当はめっちゃ頑張って計算すれば、最後には割り切れるんじゃないの?

そんな疑問が湧いてきたとき、先生は答えてくれるでしょうか?

先生が答えてくれないときにこの本を読んでみましょう。

 

 

鹿追町図書館、火曜日は午前10時から午後6時までです。

切腹が気になったらおいでくださいね。

遠くの方は、どこかで一冊でも手に取ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。

それでは~。

三線の日で、やはりあの人を思い出す3月4日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

今日は人形劇の日。午前10時から鹿追町図書館二階で、新得町のパセリ座さんの公演です! 楽しみ~!

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月4日はこんな日です。

 

バウムクーヘンの日、ミシンの日、サッシの日、三線の日、円の日、雑誌の日、

酸蝕歯の日、三姉妹の日、サンヨーの日

 

ミシンの日でした。

「基本のミシンレッスンBOOK(ミシン縫いがぜんぶわかる!)」添田有美 学研パブリッシング 2015年刊行

「ミシンのひみつ」あすみきり 学研コミュニケーションビジネス事業部教材資料制作室 2008年刊行

「ミシンを10倍楽しむために」かわいきみ子 文化学園文化出版局 2010年刊行

小学校の頃に、学校の家庭科の時間に触ったっきりです。

 

 

※【酸蝕歯の日】

食事中の酸により歯のエナメル質が摩耗した状態を酸蝕歯と呼ぶ。

歯の健康のために酸蝕歯の改善に取り組んできたグラクソ・スミスクラインのブランドである「シュミテクト」が制定した日。

酸蝕歯を広く社会的にアピールすることが目的。

日付は3と4で「酸蝕歯」と読む語呂合わせから。

 

「歯ブラシづくりのひみつ」たまだまさお 学研プラス出版プラス事業部出版コミュニケーション室 2016年刊行

歯のひみつではなく、歯ブラシのひみつでした。

学研のひみつシリーズ、ジャンルが細分化されています。

 

 

※【三姉妹の日】

女性ばかりの姉妹の中でもひときわ華やかで絆が強いとされる

長女、次女、三女の三姉妹。

その調査・研究を行っている三姉妹総合研究所が制定。

「ひなまつり」「国際女性デー」など、女性の月ともいえる3月で、3と4で「三姉妹」と読む語呂合わせから。

 

「三姉妹探偵団」赤川次郎 講談社

赤川次郎さんの人気シリーズ、1982年から続いていますので、35年にもわたるシリーズです。

現在、著作は600ほどあるのでしょうか?

たくさんのシリーズを書いていて、頭の中がごちゃごちゃにならないのでしょうか。スゴイ方です。

 

 

※【サンヨーの日】

山口県岩国市で産業廃棄物のリサイクルなどを手がける株式会社サンヨーが制定。

未来の子供たちへ「この素晴らしい地球」を遺していくという初心を忘れないようにと、地域の清掃活動などを行う。

日付は3と4で社名のサンヨー(3・4)の語呂合わせから。

 

※【三線の日】

沖縄県の琉球放送が制定。

「さん(3)し(4)ん」の語呂合せ。

三線は、蛇味線とも呼ばれる沖縄の楽器で、三味線の元となったとされている。

中国の「三弦(さんしぇん)」が14世紀末期に琉球に伝わって「三線」が生まれたといわれる。

その後、「三線」は堺商人によって本土に入り、「三味線」となる。

 

三味線のご先祖さまというわけですね。

やはりこの方を思い出します。釧路のすごい人、通称シーサー君。講演してるか、三線を弾いているか、朝のランニングが印象的です。

 

「日本の楽器 日本の音」高橋秀雄 小峰書店 2002年刊行

6巻にもわたるシリーズです。

 

 

鹿追町図書館、今日は10時から午後6時まで開いています。

 

それでは~。

 

 

箱根と聞くと、箱根駅伝、青山学院大学を連想した2月25日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

2月24日はこんな日です。

 

夕刊紙の日、箱根用水完成の日

 

※【夕刊紙の日】(夕刊フジ創刊記念日)

1969(昭和44)年、日本初の駅売り専門の夕刊紙『夕刊フジ』が創刊した。

サラリーマンを対象としたタブロイド紙の登場は、ひとつのクラスカルチャーを生んだといわれる。

 

目をひく事件やゴシップなどを一面で扱うことがタブロイド紙となりました。確かに、いつしか、不確かな噂話的なことも取り扱われています。

 

ただ、十勝においては夕刊紙と言えば、十勝毎日新聞ですね。

こちらは十勝地方の行政・経済・カルチャー・スポーツなどの動きをメインに掲載する、キャッチしておきたい情報満載の地方紙です。

 

「十勝毎日新聞縮刷版」十勝毎日新聞社

新聞紙面を縮小してまとめた本です。鹿追町図書館には昭和57年から平成17年分があります。

こちらは、十勝毎日新聞電子版にバトンタッチしています。時代ですね。

 

 

※【箱根用水完成の日】

1670(寛文10)年、日本の土木史上重要な意味を持つ箱根用水が完成した。

湖尻峠に約1200メートルのトンネルを掘って、芦ノ湖の水を富士山麓の数か村に導く用水で、深良村(現在の裾野市)の名主・大庭源之丞らが中心となって5年かけて完成させた。

 

「箱根愛と死のラビリンス」西村京太郎 新潮社 2000年刊行

西村先生おはようございます。

 

「フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉」原晋 アスコム 2015年刊行

ワクワク大作戦・ハッピー大作戦・サンキュー大作戦で、箱根駅伝を三連覇。

駅伝は苦しいもの、大変なもの、つらいもの…、ではなくて、『楽しさを求めていけば勝てる』という、昭和のスポ根を真っ向否定(?)の指導です。

え? 楽しんでいいの?

そうなんです。他の大学が厳しくつらいトレーニングに耐える中、青学は「楽しもう!」がコンセプト。

そして、勝ってしまうという、他の大学にとってはある意味やるせない(?)成績を出しています。

ボクの師匠の藤村正宏先生も、『遊びのような仕事、仕事のような遊び』という話をいつもされています。そして、圧倒的な結果を出す。

うん、パラダイムシフトが起こりました。

 

 

今日はこの辺りで。

 

それでは~。

「ガイドブック小林多喜二と小樽」について書こうとしたら半分以上、旅行記に。

Facebookで友達の投稿を見ていたら思い出したこと。

 

去年の夏、ポテトの呼びかけで、東京からポテトとシーラ、大阪からはるちゃん、そしてこのボクが札幌に集まりました。(いろんな人が集まるエクスマ塾で、本名で呼び合うと打ち解けにくいし、フラットにいろんなアイディアを出すためにニックネームで呼び合います)。

ポテトとツーショット。
この人、看板界でも超活躍されています。一晩取材したけど、全貌がつかめないくらいスゴイ人。そして相変わらずボクは笑顔が下手。

 

お目当ては大泉洋さんたちのチームナックスの公演で、その翌日に、「政寿司」さんでおすしを食べよう! ということで小樽に行きました(ポテトはスケジュールの都合で東京に戻ったけど。残念…)。

これは敷居が高そうな店構え…。

 

お店の三代目、中村佳助さんの等身大パネルと、やわらかい感じのブラックボードのメッセージ。これでお客さんが激増したそうです。図書館でも効果ありそう。

 

政寿司さんのカウンターにて。一貫ずつ出てきます。なんか、大人の感じです。味は、もう、とってもおいしかったです。メニューも親しみやすく書かれています。

 

大満足で、せっかくだから運河通りを通って駅に戻ろう、と小樽の街を歩いてた時にシーラが「なんで小樽ってレンガの建物が多いのかな?」という話になった時に今度調べようと思っていて調べてなかったのです。

シーラとはるちゃんと一緒に小樽の街を探訪。はるちゃんにおやつをおごってもらいました。ごちそうさまでした!

 

 

昨日、たまたま北海道の伝統についての資料を探していた時に小樽についての本があったので、思い出してページをめくっていたらそのことが載っていました。

「ガイドブック小林多喜二と小樽」小林多喜二祭実行委員会編 新日本出版社 1994年刊行

この本によると、小樽の街は何度か大火に見舞われており、その中でも1904年の大火はなんと2,481戸が被害にあっている。

そのため教訓として木造の建物を少なくして、石造りやレンガ積の家、瓦屋根や、隣の家と境を隔てる袖壁などが多くなっている。そして太平洋戦争での戦火は免れたため、現在まで残っている古い建物が多くあるとのこと。

なるほどー。町に歴史ありですね。

 

あと、小林多喜二といえば、蟹工船しか知らなかったけど、小樽がゆかりの土地だったのですね。

ページをめくると、第1回北海道メーデーが小樽で行われています。なぜ札幌でなく、小樽なのかなー、と思って読んでいると、小林多喜二はスパイの手引きで特高警察にスパイの手引きでつかまり、拷問の上虐殺されました。マスコミには、心臓まひで死亡、と発表され、そのまま報道されたそうです。

48ページには、自宅に遺体が運ばれ、仲間、支持者が沈痛な面持ちでいるところが写真に残っていますが、確かに、顔には古い写真でもはっきりと見てとれる大きなあざが…。

小樽では、「多喜二の労農葬に集まれ」「労働者農民のために戦った小林多喜二の虐殺に抗議の署名運動を起こせ」と、ビラがまかれたのですが、主催者十数名が事前検束され、集会は開催不能に追い込まれたそうです。

労働運動は権力によって弾圧されました。恐ろしい世の中でした。

 

蟹工船と言えば、国語の教科書でちらっと読んだくらいで、つらい労働の話としてしか捉えていませんでしたし、作品の背景、テーマも今この本を読んで知りました。

「検束」という言葉もはじめて目にしました。

お恥ずかしい…。

 

さらに読み進めると、小林多喜二がかように死に追い込まれたのは29歳の時。

あまりに若すぎる死が惜しまれます。もっと多くの作品を生み出せただろうに…。

 

とても勉強になりました。

 

「小樽 レンガの建物 多い理由」とグーグルで調べればすぐわかるのかもしれないのですが…。

ググるのもいいのですが、本で調べると、その過程で他にも知らなかったことがわかるということを普段言っていたけど、身を持って体験しました。

 

本っていいなー。

今日は、ジャズの日でした。1月22日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

1月22日はこんな日です。

 

ジャズの日、カレーの日、飛行船の日

 

※【ジャズの日】

東京都内の老舗ジャズクラブ「バードランド」「サテンドール」「オールオブミークラブ」のオーナーらによる「JAZZ DAY実行委員会」が2001(平成13)年から実施。

JAZZの”JA”が”January”(1月)の先頭2文字であり、”ZZ”が”22″に似ていることから。ジャズのファン層の裾野を広げる為に、ライブコンサート等さまざまなPR活動が行われる。

 

ジャズの日でしたか…。

 

「101人のこの1枚(ザ・ベスト・オブ・ジャズ)」音楽出版社 2005年刊行

『この曲が』ということだけでなく、ジャズ喫茶での思い出も語られます。『居場所』って、大事ですよね。

…図書館も、誰かの思い出の場所になれればいいな、と思いました。

 

「『集客』術!(リピーターが雪だるま式に増える)」藤村正宏 イースト・プレス 2010年刊行

地方の街の、駅前のカメラ屋さんの新米店長さん。「今日から店長だ」と意気込むも、部下のスタッフはたった一人。通りに人の往来はなく、お店の中は閑古鳥が鳴いていました。

「お客さんって、どうやったら来てくれるんだろう」

悩める店長さんが、ふらっと入ったジャズのかかる喫茶店にいたのは、不思議な雰囲気の白髪のおじいさん。最初は難しそうなことを言う人だと思ったけど、きいていると面白い話。なんだか、自分の仕事に応用できそうな話をしてくれました。

他にできることもないし、売り上げをあげなければ閉店になるので、ともかく試してみると、お客さんが喜んでくれて、売れました。

 

嬉しくなってジャズ喫茶、『ジスイズ』に飛んでいき、お礼を言うと、おじいさんはとっても喜んでくれて、もっといろんな話をしてくれました。

そして…。

 

 

寓話のようなお話ですが、著者の体験をもとに、実際にあったエピソードを散りばめながら小説に仕立てられた優しいお話です。

 

著者の藤村正宏さんは、マーケティング・コンサルタント。

『売り上げを上げるのは、カンタン』とおっしゃいます。

 

でも、世の中のお店は売れなくて苦労しています。簡単なことが、なぜできないのか?

 

『気がつかないから』と『それで効果が出ると思わないから』です。

大事なのは、「売ろう」という努力ではなく「お客さんからどう見えるのか」に気がつくこと、言い換えると「視点を変えること」であると、何作もの著作で伝えてくれています。

 

面白くてためになる本です。

 

この「集客術」というタイトルは、以前は「これ、知ってました? 集客に、お金はかからないのです。」というタイトルを改題したものでした。
個人的には、改題前の方が好きです。

 

ボクがおススメしなくても、斎藤一人さんがすでにおススメされていました。スゴイ。

とても影響を受けた本で、飛行機や新幹線に乗って、長野県まで泊まり込みで著者の藤村さんに直接お話を聞きに行ったりしました。

2009年11月に長野県白馬村の五竜館で藤村先生と。先生は変わらないなー。隣はボクです。

 

 

※【カレーの日】

1982(昭和57)年、全国学校栄養士協議会で1月22日の給食のメニューをカレーにすることに決められ、全国の小中学校で一斉にカレー給食が出された。

 

「海上自衛隊の極旨カレー・レシピのひみつ(今日はカレーだ!)」PHP研究所 2015年刊行

海自のカレーはおいしいと評判です。一度食べてみたいと思っています。

 

 

 

今日はこの辺りで。せっかくなので今日は朝ごはんからカレーにしようかな。

 

それではまた。

やっと一息つけました。12月18日(2016)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

昨日は、友に学んだ仲間が釧路からやってきてくれたので、帯広の「岡書」へ。

エクスマ79期釧路でともに学んだらっちょ、レッグ、スパッツと。みんな忙しいけど充実してるよう。日が変わる前にお仕事終わるといいネ…。

 

『Facebookに投稿してないから、心配したよー』と気にしてもらっていました。

 

みんな、ありがとー。イベント続きで忙しくて…。

昨日はその中でも、お手伝いの最後のイベント、絵本作家のぶみさんのワークショップのスタッフでした。他のスタッフにおんぶにだっこでしたが…。

 

のぶみさんの次々に繰り出す仕掛けに、こどもたち、大喜びでした。

情熱大陸で取り上げられてから、うちの図書館でも、『のぶみさんの絵本、ありますか?』という問い合わせと予約が増えました。

いきおいがスゴイです。終了後は午後9時から『のぶみさんと情熱大陸を観る会』が行われました。本人とともに、番組を観るのは贅沢でした。

いろいろお話してくださいましたが、本当に情熱の人です。これからも、のぶみさんの作品が楽しみですね。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

 

12月18日はこんな日です。

 

国連加盟承認の日、東京駅の日

 

 

※【国連加盟承認の日】

1956(昭和31)年、国連総会で全会一致により、日本の国連加盟が可決されたことによる。

1933年(昭和8年)の国際連盟脱退から23年ぶりの国際社会復帰の日ともいえる。

 

国連脱退から、戦争へとひた走りました。

「だから、国連はなにもできない」リンダ・ポルマン アーティストハウスパブリッシャーズ 2003年刊行

国連での判断は、一国の判断に優先するのか。

ある一国への介入が正しいかどうか、誰が決めているのか。

 

 

※【東京駅の日】

1914年(大正3年)のこの日、東京駅が新築、落成した。

オランダ・アムステルダム駅をモデルとした、赤レンガ造りの設計は、辰野金吾によるもの。

彼は日本銀行本店旧館(重要文化財)も設計している。

 

「東京駅物語」北原亜以子 新潮社 1996年刊行

明治の東京での物語が、幾人もの主人公の視点から描かれます。

 

「東京駅で消えた」夏樹静子 中央公論社 1989年刊行

こちらは、現代の・・・と言っても27年も前になる、推理小説の巨匠によって描かれた、東京駅を巡るサスペンス。日本経済が絶好調だった頃なので、味わいも今とはちょっと違います。

 

「東京駅はこうして誕生した」林章 ウェッジ 2007年刊行

いろんな角度から、東京駅を見つめてみましょう。

 

 

今日はこのあたりで。

 

鹿追町図書館、日曜日は午前10時から午後6時までの開館です。

 

それでは~。

 

学びの日々。11月29日(2016)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

昨日は、圧倒的な方たちのお話を聞きました

エクスマ塾修了の証をいただきました。 記念撮影、カメラマンから「笑って―」と言われて笑顔を作るも、中途半端などや顔に。

エクスマ塾修了の証をいただきました。
記念撮影、カメラマンから「笑って―」と言われて笑顔を作るも、中途半端なドヤ顔に。

 

後でまとめてみたいと思いますが、ボリュームがあり過ぎました。書けるかな。

 

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

1129日はこんな日です。

 

議会開設記念日、いい服の日、いい肉の日

 

1890(明治23)の今日、初の帝国議会が開かれたことに由来するそうです。

『帝国議会』って、かっこいい響きですよね。

みんなピシッとしていて、居眠りする人は居なそうな雰囲気です。

 

「日本議会史録」内田健三〔ほか〕/編集 第一法規出版 1990年刊行

そうそう読まれる本ではないのですが、必要な本です。

 

 

語呂合わせで、いい服の日でした。

「ファッションコミュニケーション(魅せる服)」高田敏代 東方出版 2016年刊行

オシャレって、実は抵抗がありました。

 

「人は見た目が9割」竹内一郎 新潮社 2005年刊行

ブームになったこの本、もう11年前のタイトルなんですね。

『人は見た目じゃない!』と、いろんなところで聞いて育った身には衝撃でした。

オシャレに抵抗があるのは、そこに力を入れると、『人間は中身だ』ということに反する気がしていたのです。

『衣食足りて礼節を知る』って言葉もあるのにね。

 

「デキる! 男の『見た目』塾(仕事力・恋愛力・人間力アップ)」鶴野充茂 西東社 2007年刊行

エクスマ塾の次は、ここに入塾か。

 

 

語呂合わせで、いい肉の日でした。

 

「うまい肉の科学(牛・豚・鶏・羊・猪・鹿・馬まで肉好きなら読まずにはいられない!)」肉食研究会 ソフトバンククリエイティブ

美味しい肉と、そうでない肉はどこで分かれるのか。

家畜の育て方? 工場での加工法? 調理人の腕?

 

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、火曜日は午前10時から午後6時までの開館です。

金曜日だけ、午後7時までです。

 

ということを一年くらい毎日書いています。

 

でも、来館した方に、「ご存知ですか?」って聞いたら、だいたい「知らなかった」って、おっしゃいます。

 

ブログの書き方でいろいろ悩むことはあるけど、「べつに対して見られてないので好きに書いたらええよ」とおっしゃる先達のお言葉をいただいたので、もっと気楽に書いてみよー。

 

それでは~。

 

 

語呂合わせのし甲斐がある11月11日(2016)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

11月11日はこんな日です。

 

 

世界平和記念日、折り紙の日、配線器具の日、電池の日、ジュエリーデー、鏡の日、ピーナッツの日、

チーズの日、サッカーの日、くつしたの日、ペアーズディ、恋人達の日、西陣の日、

下駄の日、鮭の日、ポッキー&プリッツの日、もやしの日、煙突の日、

きりたんぽの日、磁気の日、カリントウの日、ライターの日、コピーライターの日、いただきますの日

 

※【世界平和記念日】

1918(大正7)年、ドイツとアメリカ合州国が停戦協定に調印し、4年あまり続いた

第1次世界大戦が終結した。

主戦場となったヨーロッパの各国では、この日を祝日としている。

 

「いのちと平和の話をしよう」日野原重明 朝日新聞出版 2015年刊行

まだ読んでいないですが、読みたいなと思いました。

 

 

※【おりがみの日】

日本折紙協会が制定。

世界平和記念日であることと、1を4つ組み合わせると折紙の形・正方形になることから。

 

「創造する力をのばす折り紙(親子で楽しむ!!)」寺西恵理子 日東書院本社

『勉強しなさい!』というより、一緒に折り紙を楽しんだ方がいいのかも。

 

 

※【配線器具の日】

日本配線器具工業会が1999(平成11)年11月11日に制定。

コンセントの差込口の形状を「1111」に見立て、また、「秋の火災予防週間」の期間中であることから。

配線器具とは、住宅の電気の入口である住宅用分電盤、照明器具を点滅するための壁のスイッチ、家電製品のプラグ、プラグを差し込むコンセント等のことである。

配線器具にもっと関心を持ってもらい、安心・安全・快適な暮らしの為に分電盤や配線器具を定期的にチェックしてもらう為に制定された。

 

「殺人配線図」仁木悦子 角川書店

本日の殺人事件はこちらです。

 

 

※【ジュエリーデー】

日本ジュエリー協会が制定。

1909(明治42)年、農商務省令第54号により、宝石の重量の表示に200mgを1ct(カラット)とする国際単位が採用された。

 

「鉱物・宝石大図鑑(質感がリアルに伝わる美しい写真で紹介)」松原聡 成美堂出版

たまにはこういう図鑑もどうでしょうか。

 

 

※【鏡の日】

全日本鏡連合会が2006年に制定。

「11 11」や縦書きにした「十一 十一」が左右対称であることから。

 

「鏡の法則(人生のどんな問題も解決する魔法のルール)」野口嘉則 総合法令出版

これも気になるタイトルです。

 

 

※【ピーナッツの日】

全国落花生協会が1985(昭和60)年に制定。

新豆を使った落花生が市場に出始めるのがこの頃で、ピーナッツは1つの殻に2粒の豆が同居する双子であることから、11のぞろ目の日を記念日にした。

 

「アンパンマンとピーナッツブラザーズ」やなせたかし フレーベル館

なるほど、やはり二人というのがキーワードなのですね。

 

 

※【チーズの日】

日本輸入チーズ普及協会とチーズ普及協議会が1992(平成4)年に制定。

日本の歴史上でチーズの製造が確認される最古の記録が、700(文武天皇4)年10月に、全国に現在のチーズに近い「酥[そ]」の製造を命じたという記録であることから。

10月を新暦に置き換えた11月にし、覚えやすい11日を「チーズの日」とした。

【関連】

チーズの日 6月1日

 

「いらない人間なんていない(世界一のチーズを作った農場物語)」宮島望 いのちのことば社フォレストブックス

どこの農場なのでしょうか。 感動の予感。

 

 

※【サッカーの日】

スポーツ用品メーカー・ミズノの直営店・エスポートミズノが制定。

サッカーが11人対11人で行うスポーツであることから。

 

「小学生のサッカー最強チームの成長メソッド(ライバルに差をつける!)」バディサッカークラブ メイツ出版 2016年刊行

鹿追にもサッカー教室があります。よかったら読んでね。

 

 

※【西陣の日】

京都府の西陣織工業組合等西陣織関係の13団体で組織された「西陣の日」事業協議会が制定。

1477(文明9)年、京都が戦場となった応仁の乱が治まった。

戦火を逃れて全国各地に散らばっていた織手達が京都に戻り、西軍の本陣のあった辺りに住み附いたことから「西陣織」と呼ばれるようになった。

 

「京都西陣殺人事件」山村美紗 文芸春秋

本日、二件目の殺人事件です。

 

 

※【下駄の日】

伊豆長岡観光協会が制定。

下駄の足跡が「11 11」に見えることから。

伊豆長岡温泉に「カランコロン」と心地良い音を奏でる下駄に一年の感謝の気持ちを込めて、下駄供養祭が行われる。

 

「きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか〈下駄で〉」宮藤官九郎 太田出版

ないですよねぇ~。

 

 

※【ポッキー&プリッツの日】

食品メーカーの江崎グリコが1999(平成11)年に制定。

同社の製品ポッキーやプリッツを6つ並べると111111に見えることから。

 

「グリコのおもちゃ図鑑(森永卓郎コレクションプレゼンツ)」森永卓郎 プレジデント社

森永さんの遊び心、仕事になります。

 

 

※【磁気の日】

磁気治療器「ピップエレキバン」のピップフジモトが1992(平成4)年に制定。

磁石のN極(+)とS極(-)を「十一」にみたてて。

 

「安売りするな!『価値』を売れ!(あなたの商品・サービス・ブランド)」藤村正宏 実業之日本社

ピップと言えば、ボクの先生の藤村正宏さんが比布町のコンサルタントをするそうです。町のコンサルタントって、スゴイ。これから寒くなる北海道、比布町は熱くなりそうです。

キーワードを打ち込むと一瞬で答えが出てくるGoogle検索は、アポロ計画に使われた計算と同じ規模とのこと。たった一回の検索が、ですよ。正直、一度聞いたくらいではその凄さが理解できません。

エクスマ×町づくり、比布町と藤村先生に注目です。

 

「サイエンスコナン磁石の不思議(名探偵コナン実験・観察ファイル)」青山剛昌/原作 小学館

磁石、こどものころ砂鉄をつけて遊んでいました。でも、一度つけるとなかなか全部とれないんですよね。懐かしいな。

 

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、金曜日は午前10時から午後6時までに加え、一時間延長して午後7時までの開館です。

 

それでは~。

「いい手」の日、手相についてちょっと考えてみました。11月10日(2016)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

釧路でビジネスの塾とセミナーがあったのですが、普段思っていることや、常識と反対のことをして仕事で圧倒的な成果をあげている人をみて、自分はどうするか。

キーワードを打ち込むと一瞬で答えが出てくるGoogle検索は、アポロ計画に使われた計算と同じ規模とのこと。たった一回の検索が、ですよ。正直、一度聞いたくらいではその凄さが理解できません。

キーワードを打ち込むと一瞬で答えが出てくるGoogle検索は、アポロ計画に使われた計算と同じ規模とのこと。たった一回の検索が、ですよ。正直、一度聞いたくらいではその凄さが理解できません。

 

ハッピーこと、橋本亨さんの講演。 なんかわからんけど、やってみることも必要。難しく考えるのをやめて、「カンタン」と思おう。

ハッピーこと、橋本亨さんの講演。
なんかわからんけど、やってみることも必要。難しく考えるのをやめて、「カンタン」と思おう。

 

考え方と行動で、人生は変わってくるなぁと思った釧路への旅×2でした。

 

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

11月10日はこんな日です。

 

エレベーターの日、トイレの日、ハンドクリームの日、肢体不自由児愛護の日、

いい手の日、いい音・オルゴールの日、断酒宣言の日

 

※【エレベーターの日】

日本エレベーター協会が1979(昭和54)年。

設立30周年を迎えた際にこれを記念して制定。

1890(明治23)年、東京・浅草の「凌雲閣」(12階建て)に設置された日本初の

電動式エレベーターが一般公開された。

 

「ふしぎなエレベーター」パウル・マール ほるぷ出版

絵本を発見。ちょっと読んでみようかな。

あ、絵本は5分でサッと読めるので、こどもだけじゃなくて忙しい大人にもおススメです。

 

 

※【トイレの日】

日本トイレ協会が1986(昭和61)年に制定。

「いい(11)ト(10)イレ」の語呂合せ。

同協会はこの日に「トイレシンポジウム」を開催し、公衆トイレを対象とした「グッドトイレ賞」を発表している。

 

「なぜ若者はトイレで『ひとりランチ』をするのか」和田秀樹 祥伝社

食堂の席が足りないから?

そんな単純な問題ではない?

 

「トイレ上手な子どもになれる本(おむつはずれからはじまるトイレの悩みをまるごと解決!)」 辰巳出版

『どうしたらいいのかなー』と試行錯誤のお母さん、よかったら。

 

 

※【ハンドクリームの日】

ユースキン製薬が2000(平成12)年に制定。

「いい(11)手(ten=10)」の語呂合せと、平年の最低気温が10℃を割ってハンドクリームの需要が高まる頃であることから。

 

「手相学の事典」平木場泰義 東京堂出版 1995年刊行

手相。

「手」で人間の性格とか、これからがわかったりするもんなのかなぁ? という疑問がありました。

 

でも、『人相』というものがあり、確かにいろいろな人と出会ってみると、人柄が顔に出ている人はいるよなぁ、と思う。

 

また、人間が他の生物と比べてここまで文明、科学技術を進歩させてきたのは、脳とともに、なんでも作ってきた『手』の優れた機能のおかげでもあるな、と。

 

すると、考えていることが顔に出るように、人間のすぐれた大きな特徴である『手』にもなにかしらの蓄積やサインが出てくるということはありうるのかなと思いました。

そう考えると、手相って、面白そうですね。

調べたくなってきました。

 

 

※【肢体不自由児愛護の日】

日本肢体不自由児協会の主唱で1953(昭和28)年から実施。

この日から12月10日までの一箇月間が「手足の不自由な子供を育てる運動」期間となっている。

毎年、肢体不自由児が描いた絵を載せた「友情絵はがき」「愛の絵はがき」の配布等が行われている。

 

「7本指のピアニスト」西川悟平 朝日新聞出版 2015年刊行

もし、7本しか指が動かなかったら、ピアニストを目指せますか?

やりたいことをあきらめない男に次々と奇跡に思える出来事がおこります。

 

 

※【いい音・オルゴールの日】

1796年にスイスで発明されたオルゴールは、太平洋戦争後に長野県の諏訪地方で作られるようになり、「いい音」を目指し続けた高い技術から半世紀にわたり世界のトップシェアを誇っている。

そのオルゴールの文化、歴史を伝えるために建てられた下諏訪町の「諏訪湖オルゴール博物館・奏鳴館」が制定。

日付は11と10で「いい音」と読む語呂合わせから。

オルゴール大賞などのイベントを行う。

 

「オルゴールの詩(19世紀の自動演奏装置をきく)」名村義人 音楽之友社

小樽の町を歩いていると、オルゴールのあるお土産屋さんが多かったです。なんか、一個ほしいなぁ、と思ったけど買わないで終わっちゃったな。今度行ったら買おうかな。

 

 

※【断酒宣言の日】

社団法人・全日本断酒連盟が制定した日。

連盟の結成記念大会が昭和38年(1963年)の11月10日に開催されたことと、「もう、飲ベンバー(ノヴェンバー=11月)、酒、止まる(10日)」

の語呂合わせからこの日としたもので、

全国各地にある断酒会では例会を開き、機関誌などで断酒の精神をアピールするなどの活動を行う。

 

…かなり頑張った語呂合わせですね。

 

「禁酒法(『酒のない社会』の実験)」岡本勝 講談社

もし世の中からお酒がなかったら…。

人々の「お酒」によって起きるいいことも悪いことも、起きないわけです。

なんとなく、社会全体として男女の仲が進展しにくくなって、人口が減るような気がしました。

お酒は、人間の大切な発明の一つではないでしょうか。

酔うことって大事ですよね。

 

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、木曜日は午前10時から午後6時まで、開いています。

 

それでは~。