Category Archives: 本

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【本の紹介】4月25日は小児がんゴールドリボンの日、国連記念日、拾得物の日とか

気になる本を毎日(でもないけど)紹介します。

おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。

人が生きると物語が生まれ、それは本に記されます。多くの人が生きれば多くの本が生まれる。ちょっとカッコつけすぎでしょうか。

多くの本たちの中から、今日は何の日?のきっかけで新たに出合ってみよう、そんな試みで、本を紹介しています。

(今日が何の日であるかは、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから)

4月25日はこんな日でした。

 

小児がんゴールドリボンの日、国連記念日、拾得物の日、歩道橋の日、ギロチンの日、市町村制公布記念日、ファーストペイデー、カレーラーメンの日、初任給の日

鹿追町図書館の蔵書を、キーワード検索して紹介してみます。

こんな風に探せます。結構気になる本がみつかります。

 

※【小児がんゴールドリボンの日】
その治癒率は年々向上はしているものの、依然として子どもの病死原因として最も多い小児がん。
日々、その病と闘っている子どもたちのことをもっと知ってもらい、
支援の輪を広げ、子どもたちに笑顔を取り戻して欲しいと
「特定非営利活動法人ゴールドリボン・ネットワーク」が制定。
日付は4(しょう)と2(に)と5(ゴールドリボン)の語呂合わせから。

【がんばれば、幸せになれるよ(小児がんと闘った9歳の息子が遺した言葉)】 山崎敏子 小学館 2002年

タイトルだけで、眼が涙でにじみます。

図書館で働いていると、子どもたちがたくさんやってきてくれます。

(おもしろいほんないかなー)と館内をうろうろする様子は本当にかわいらしく、幸多かれと思います。

 

※【国連記念日】
1945(昭和20)年、第二次世界大戦の勝利目前に連合国50カ国による
サンフランシスコ会議が始まった。
6月26日には国際連合憲章が満場一致で採択された

【SDGs (国連世界の未来を変えるための17の目標)】 日能研教務部 2017年

SDGs(エスディージーズ)という言葉、最近あちこちで聞こえるようになってきました。国連が、世界全体で持続可能な社会をつくっていこうと掲げた目標です。

「誰も置いていかない」社会。

2030年までに、世界をここまでよくしよう、やっていこうと掲げた理念。

ボクも、読書の大切さということの観点から、なにか役に立てればと思っています。

 

 

※【拾得物の日】
1980(昭和55)年、東京・銀座で自動車運転手の故・大貫久男さんが現金1億円を拾った。
結局落し主は現れず、1億円は全額大貫さんの手に渡った。

【巡査部長のホンネ手帳 (盗聴から拾得金ネコババまで)】幕田敏夫 第三書館 1988年

ちょっと穏やかではないタイトルですが、1988年以前のできごとであれば、30年経っていますので時効ですね。

 

【一億円のさようなら】白石一文 徳間書店 2018年

一億円がタイトルの本もありました。一億円が人生をどう変えるか。

 

※【歩道橋の日】
1963(昭和38)年、大阪駅前に日本初の鋼鉄製横断歩道橋が完成した。

【横断歩道 横断歩道のわたりかた・ななめ横断の危険・歩道橋の利用 3 ルールくんとまなーちゃんのビデオで交通安全】

教育ビデオがありました。とくに、子どもたちの事故を無くしたいですね。

 

※【ギロチンの日】
1792年、フランスでギロチンが実用化された。
当時はフランス革命後の恐怖政治により、毎日何百人もの人が処刑されていた。
そこで、内科医で国民議会議員だったジョゼフ・ギヨタンが、受刑者に無駄な苦痛を与えず、しかも全ての身分が同じ方法でできるような「単なる機械装置の作用」により行うよう議会で提言し、その案が採択された。
外科医のアントワヌ・ルイが設計の依頼を受けて、各地の断頭台を研究し、刃を斜めにする等の改良を加えた。
このため当初は、ルイの名前をとって「ルイゼット(Louisette)」とか「ルイゾン(Louison)」と呼ばれていたが、この装置の人間性と平等性を大いに喧伝したギヨタンの方が有名になり、ギヨタンから名前をとった「ギヨチーヌ(Guillotine)」(ドイツ語読みで「ギロチン」)という呼び名が定着した。
フランスでは1981年9月に死刑が廃止され、それとともにギロチンの使用もなくなった。

【『ギロチン城』殺人事件 (驚愕の密室犯罪)】北山猛邦 講談社 2005年刊行

ギロチンがタイトルの本なんてあるのかなーと、検索したら、ありました。スゴイ。

 

※【市町村制公布記念日】
1888(明治21)年、「市制」「町村制」が公布された。

【平成の大合併と財政効率 (市町村の適正規模は存在するか?)】増田知也 金壽堂出版 2017年

どうなのでしょう。これから、国の財政がどうバランスを取っていけるかも大きいと思います。

 

※【ファーストペイデー,初任給の日】
一般的に4月の給料日である場合が多く、新入社員は初めての給料を受け取る日。

【日本の給料&職業図鑑】給料BANK 宝島社 2016年

これ、気になりますよねー。読んでいて「えっ!そんなに!」とか「意外に少ないなぁ」とか、思ったりします。

 

 

今日も多くの本と出合えました。ぜひ、お近くの図書館、書店さんで手に取ってみてくださいね。

 

 

2019.4.23 【本の紹介】 こども読書の日、シジミの日、地ビールの日、慶應義塾大学創立記念日とか

「えっ、こんな本があったの!?」と、新たな本に出合える(かもしれない)、今日はこんな日をテーマに鹿追町図書館の本を紹介します。

おはようございます。図書館で働いている石川誠といいます。

今日は何の日、というテーマは、田中みのるさんのホームページやメルマガからです。

鹿追町図書館の蔵書検索は、インターネットからでもできます。

4月23日
※【こども読書の日】
 2001(平成13)年12月に制定。文部科学省が実施。
 もともとは5月1日〜14日(こどもの日を含む2週間)でしたが、
 2000年の「子ども読書年」を機に、
 現在の4月23日〜5月12日の約3週間に期間を延長。
 こどもの読書活動についての関心と理解を深め、こどもが積極的に
 読書活動を行う意慾を高めることを目的としている。
【関連】
こどもの読書週間 4月23日〜5月12日
こどもの本の日 毎月第4土曜日 

子ども読書の日でした。「こども」のキーワードで蔵書検索をします。

【こどものしあわせ画集】 いわさきちひろ 岩崎書店

いわさきちひろさんの、やさしくて、美しい画風。見ていて心が落ち着きますね。

 

【80年代こども大図鑑 (僕たちが大好きだった!おもちゃ、ゲーム、テレビ、遊び、マンガ全集合)】 宝島社

これは…、昭和48年生まれのボクにはドンピシャの本です。あのころの思い出がよみがえります。

 

【こどもがよろこぶ賞状・メダル・カード】 YOU-クラフト1 PHP研究所

こどもたちが頑張ったときに、ぜひ。

 

【こどもの身長を伸ばす本】 田中敏章 講談社

これは、こどもの頃に知りたかった本。あと五センチくらいは…。

 

【昭和こども図書館(今でも読める思い出の児童書ガイド)】 初見健一 大空出版

2017年刊行です。ボクは、親に買ってもらった【がんくつ王】がこどものころのベスト図書です。

 

【自分で考える子になる「子ども手帳術」(あれこれ言わなくても大丈夫!)】星野けいこ 日本実業出版社

これはとても大事なことですよね。いつまでも親がついているわけにはいきません。

 

「子どもと」で蔵書検索

【子どもと本の世界】 安藤美紀夫 角川書店

子どもの頃、一度おもしろい本に出合うと、次々に「ほかにおもしろいほんないかな」と図書館で探して読むようになりました。

 

【子どもと読みたい科学の本棚(童話から新書まで)】 藤嶋昭 東京書籍

こどもの興味が向いているジャンルの本を一緒に読めれば、楽しみと学びが深まりますね。

 

※【消防車の日】 
 消防車のトップメーカーとして、国内シェア5割を誇る株式会社モリタが制定した日。
 日付は1907年(明治40年)に株式会社モリタが創立した日にちなんでいる。
 安全な社会を築くために欠くことのできない消防車を生産し続けてきた誇りと信頼のひとつの証となる日。

「消防車」で蔵書検索。

【消えた消防車】 マイ・シューヴァル 角川書店

火が消えるならいいのですが、消防車が消えたらまずいですね…。
※【シジミの日】 
 食品として優れ、水質浄化にも役立つシジミの有用性をアピールするために、
 長年シジミの研究を続けてきた有限会社日本シジミ研究所が制定した日。
 日付は4と23で「シジミ」と読む語呂合わせから。 

「しじみ」で蔵書検索。

ちゃんとでてきました。スゴイ。

【しじみ】 しんたろう 新風舎 

これ一冊でしじみのことは一通りわかる絵本です。しじみが健康にいいというのは、なんとなく知っているのですが、この機会に詳しくなれます。

※【サン・ジョルディの日、世界本の日】
 日本書店組合連合会、日本カタロニア友好親善協会等が1986(昭和61)年に制定。
 スペインの北東部、カタロニア地方に古くから伝わるロマンティックな勇者
 伝説に端を発する記念日。この日、守護聖人サン・ジョルディを祭り、女性は男性に本を、
 男性は女性に赤いバラを一輪贈る風習がある。
 この日は「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスの命日でもあるため、
 スペインでは「本の日」とされている。
 日本でもこの風習を定着させようと制定された。

「世界の本」で蔵書検索。

【日本語に生まれて(世界の本屋さんで考えたこと)】中村和恵 岩波書店

ボクは日本語が好きです(日本語しかできないんですけどね…)。漢字も面白いし、表現も奥深いし、日本の文化から出てくる言葉の意味をよく知ると、そんな意味があったんだ、と驚きます。

 

※【地ビールの日】
 日本地ビール協会を中心とする「地ビールの日選考委員会」が1999(平成11)年に制定、
 2000(平成12)年から実施。日附は公募により選定された。
 1516年、バイエルン国王ウィルヘルム4世が発布した「ビール純粋令」により、
 水、ホップ、大麦・小麦の麦芽、酵母だけがビールの醸造に使用できることとなって、
 「ビールとは何か」が世界で初めて明確に定義された。
 また、この日はドイツの「ビールの日」にもなっている。

【ニッポンの地ビール(全229醸造所巡り)】地ビール完全ガイド制作委員会 アスキー 2007年刊

これは、ビール好きならちょっと気になる本ではないでしょうか。それとも、自分の好きなビールが決まっていたら他のビールには浮気しない人には興味がないのか…。

※【慶應義塾大学創立記念日】
 1868年(明治元年)のこの日、東京・築地鉄砲洲、
 中津藩中屋敷にあった福沢諭吉の一小家塾が芝の新銭座に移され
 「慶應義塾」と命名された。

 

【福沢諭吉(慶應義塾の創立者)】 学研まんが伝記シリーズ 学研

福沢諭吉といえば、一万円札や学問のすすめですが、どういう人生を生きたかは、意外と知らなかったり。そんなときに、まんが伝記はとてもわかりやすいので、大人でも入門にはピッタリです。

 

気になる本が見つかれば、うれしいです。ぜひ、図書館や本屋さんに足を運んでみてくださいね。思わぬ本との出合いがありますよ。

新書コーナーにどうして古い本があるの? 図書館のひみつ

『新書』とは、新しい本のことではないのです。意外と知られていない、『新書』と『新刊書』の違いのおはなし。

こんにちは、北海道の十勝、鹿追町図書館の石川誠です。

 

『新書』って、コトバを見たら、「新しい」の文字が入っていますから、『新書コーナー』って表示があったら新しい本が並んでいると、思っちゃいますよね。

ところがそうではないのです。

「え? どういうこと?」

はい、いわゆる『新書』は、やや薄めのソフトカバーの本で、だいたい1000円でおつりが来るくらいで手に入ることが多いです。

大きさを比較。左から文庫(105mm×148)、新書(103×182)、四六判(128×188)

それとは別の区分けで、『新刊書』は、新しく刊行された本です。刊行後、しばらくすると新刊書とは呼ばれなくなるのです。

 

「なるほど、んん? 新しく刊行された○○タイプの本は、新刊書なの?新書なの?」

とお思いの方、鋭いです!

それは、新刊書(新刊ともいいます)であり、新書です。

でも、しばらく経つと新刊書ではなくなりますが、永遠に新書です。

 

「しばらくって、どれくらいのこと?」

ええと、その扱いは本屋さんや出版社さん、図書館によって違うのですが、ボクは三ヶ月くらいは新刊としてつきあっています。

まとめ

新書コーナーに古い本があるのは、「新書」は新しいか古いかではなく、本の大きさのことなのでした。つまり、新書コーナーとは「新しい本のコーナー」という意味ではなく、そのサイズの本が並べられていますよ、ということなので、ちょっと紛らわしいのです。はい。

阿寒の鶴雅さんに逗留。

なんだか、日ごろロクなことを考えてないなと思い、ちょっと日常を離れてみよう、と阿寒の鶴雅さんに3泊。

一泊目、到着後、小雨交じりの温泉街を散策。よさげな木工品やしおりなどを発見。後で買いに来よう。

民芸品屋さんが多く、財布のひもがつい緩みそうになります。まずは初日なので我慢。

夕食、豪華なバイキングで食べ過ぎ、いささか苦しくなり就寝。

このあと、3回おかわりをしました。

まあ、日常を離れていてはいるけど、理想とちょっと違うような…。

朝、目覚めると、台風も過ぎ去りお天気が回復。9階の部屋の窓から、先日リニューアルした中庭が一望できる。

家族連れ、こどもが歓声を上げて走っている。とても気持ちが和む光景。お母さんがこどもの写真を撮っていたりして、幸せそうな光景。ご家族のいい思い出ができたんだろうな、と穏やかな気持ちに。

9階から中庭を撮影。知らない方を勝手にアップすると盗撮感があるので、誰もいないタイミングで撮影。子どもたちが喜んで走り回っているところをご想像ください。

ただ、スマホや携帯で現実に引き戻されることって、あるよね。

なかなか離れきれないなぁ。

読みたい本も、厳選して持ってきたけど、鶴雅ウィングスのラウンジで見つけたフィッツジェラルドの短篇を読む。

激情の短篇。うーん、こんな恋愛、そしてこのラスト…。小説って、違う世界や人生を旅することができる。すばらしい。

持ってきた本はまだ一冊も読み終えられず。

家にある積読コレクションから厳選して持ってきたけど、全部読むのは無理だよね。

まあ、それもいいかな。

ネットがあれば本はいらない?

読書はしなくても、ネットで充分?

インターネットやスマホの普及で、読書の時間が減っている。

もう読書しなくても、ネットで充分なのだろうか?

ボクは、読書はとても大切だと思う。

言葉を調べるのは、確かにネットで充分。図書館より、辞書より早い。

ただ、早すぎて、調べて何の寄り道もなく、まっすぐ帰ってきてしまう。辞書ならば、見つける前に何ページも近くを何ページもめくり、いよいよ迫っても周辺の言葉が目にとまり、いくつかを興味を持って読む。興味を持って読んだことは頭に入りやすい。

また、正確性について、出版物は世に出るまでに何度も、多くの方の目でのチェックがあり、しっかり校正が行われる。ネットの掲示板や、時にはニュース記事、個人のブログは、一人で書けてしまい、チェックも時にはそれほど行われず、掲示板は勢いで書き込むので誤用も多く、意図的な言い換えやスラングも多い。

子どもたちはネットで正しい日本語をおぼえられるか?

正しい言葉やスタンダードな文章の流れを知ってあえて崩す分にはいいのだが、スタンダードな国語力が備わっていない子どもがここで日本語を覚えると、いざ正しい文章を書こうとするとなかなかに苦労が多いのではないのだろうか。

これはボクの自論であるので、世の中のすべての人に当てはまると主張するつもりはないのだが、そうなってしまうのではないだろうか。

ボクの親は小説が好きで、影響を受けて本を読むようになった。小学生のころは学研のマンガひみつシリーズや、マンガ伝記シリーズを図書館で借りて読んでいた。「星座のひみつ」「犬のひみつ」「漢字のひみつ」「恐竜のひみつ」「宇宙のひみつ」など、新しい本が入っているとワクワクして貸し出しカードに名前を書いて、借りて帰った。

別に勉強のつもりで読んだことは一度もないのだが、振り返ってみると小学校の勉強は苦労した覚えがない。

たとえば、学校の授業、理科の教科で宇宙や惑星のことにさしかかったときに、すでに頭の中にマンガのイラストと共に太陽系の惑星が、全部記憶している訳ではないにせよ、一度読んで知っている。その頭の中のイラストや単語やうんちくに、先生のはなしがどんどんくっついていく。読んだ本の記憶が依り代となってキャッチしていく。

面白がって読んだ話だから、先生のはなしで強化されると授業を楽しんで聴くことができる。

逆に、もし宇宙のひみつを読んでいなかったら、ひょっとしたら頭の中にイメージができず、先生が何を言っているか理解できず、宇宙の話は退屈になったか、嫌いになったかもしれない。子どもが楽しく勉強できるように、楽しく読める本を薦めてあげたい。

(ただ、本よりわかりやすい動画もあります。これは面白いなと思ったのが、人間の理解を越えた宇宙のスケールを星の大きさの比較で表した動画です。7分ほど時間があれば、宇宙のはてまで旅ができます。いかがですか?)

 

話がそれてしまった。

本はネットより正しい?

ただ、いつも本が正しくて全てネットが間違っているというつもりもない。インターネットは早く、先進国ではとても低コストで利用でき、検索性に優れ、速報性も高い。話題になっているが、あの広辞苑も、人間が作る以上はミスも発生し、その指摘はネットによって広まった。印刷物は一度出来上がり、人の手に渡ると修正箇所を紙で配るのも容易ではない。それこそデジタルの力で訂正をお知らせしたりする。

また、本の方が正しい日本語を覚えられるなどというと、「そう主張するあなたの日本語はいかがなものか」と正しいご指摘をいただきそうなので、その辺りは言い切らずにあいまいにしておくのにやぶさかではなく、安堵すらおぼえる。

はっきりいうと、かくいうボクも図書館で働いていて、ちょっと歩くと書棚に辞書がたくさん並んでいて調べ放題な環境にいるわけだが、わからない漢字があると、席を立って歩いて辞書を探し、ページをめくって探す…、ことはしないで、スマホでササッと調べたりしている。

単語一つを図書館に調べに来る人は、今後絶滅に近くなるのは想像に難くない。

ただ、言葉の使い方は多くの正しい実例から学ぶことが必要である。それには、文章をたくさん読むこと。

それとは別に、物語など長文を読むならスマホやパソコンより、一冊の本を、ページをめくって読んでいくのがいいと思う。スマホ・パソコンはいろいろな機能があるので気が散ってしまう。推理小説などを読み進めているときに、「あれ、この人は前に怪しいことを言ってなかったっけ?」と思った時に戻りやすい。

でも、電子書籍は検索など、使いこなせば便利だし、これからさらに電子書籍は読みやすくなるだろうけど。

紙の本と電子書籍、これからどうなるのか?

これから紙の本は減っていくと思う。印刷は贅沢だとなってしまうかもしれないし、物理的に何冊も持ち運ぶのも、置いておく部屋のスペースの点でもデジタルに軍配が上がる。

レコードからCDになったときに、「レコードの方が深みのある音があっていい」とかいろいろあったと思うが、曲のスキップが容易だったり、小さかったり、パソコンに取り込んだりと利便性が上回り、レコードを駆逐した。そのCDもデータのダウンロード販売にとってかわられ、今は定額ストリーミングサービスだったり、メーカーの公式PVが無料だったりしてすっかり形が変わってしまった。

また、算盤を計算機が駆逐してしまった。算盤をしっかり習うと暗算が得意になり、とても便利だが、計算機の普及で暗算の重要度は下がった。

漢字を覚えることも、AIか勝手に文章を今より高い精度で直してくれるようになれば、おぼえなくて良い訳ではないが、重要度は下がるような気がする。

紙の本はどうなるか…。算盤とCDよりは残りそう…、いや、残ってほしいけど電子書籍がこれからどんどん進化していくだろうから、贅沢品になってしまうんだろうか。

本を読むことよりも買って帰ることに喜びをおぼえる一流の積読家であるボクにとっては、明るい未来ではない…。

ボクの未来はいいとして、未来ある子どもたちに読書を楽しんでもらうため、そしてその読書は知らないうちにその子の成長の糧となることを確信して、子どもたちに読書を勧めていこうと思う。

世界都市計画・いい歯・刃物・レントゲン・八ヶ岳・いいお肌の日でした(2017.11.8)

こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

さて、11月8日はこんな日です。

世界都市計画の日、いい歯の日、刃物の日、レントゲンの日、ボイラーデー、八ヶ岳の日、たぬき休むでぇ~(DAY)、いいお肌の日、いい歯ぐきの日(11月8日、9日)、いいパックの日(11月8日、9日)

 

世界都市計画の日でした。

「魔界都市ブルース」菊地秀行 祥伝社 1986年刊行

ここは都市計画どころではないですね…。

 

いい歯の日でした。

「歯の豆辞典(歯科医からみた歯の人類学)」山田博之 丸善プラネット 2015年刊行

 

刃物の日でした。

「刃物のはなし」加藤俊男 さ・え・ら書房 1985年刊行

なかなか普段、聞けない話ですね。

 

レントゲンの日でした。

「くらしの中の放射線利用(トオル君の体験記)」放射線利用冊子編集委員会 日本原子力文化振興財団 2004年刊行

 

ボイラーデーでした。

 

八ヶ岳の日でした。

「追跡原生林(北八ヶ岳72時間の壁)」今野敏 祥伝社

人気作家今野さんの作品を発見。

 

たぬき休むでぇ~(DAY)でした。

※【たぬき休むでぇ~(DAY)】

信楽焼で有名な滋賀県甲賀市信楽町の信楽町観光協会が制定。

信楽焼の狸の徳利には「八」と書かれていることから、11月8日を全国の店先で愛嬌よく商売繁盛に頑張っている信楽焼狸の休日に。この日には「たぬき」に感謝して腹鼓を打つ。

「しょじょじのたぬきばやし」倉橋達治 教育画劇

有名な紙芝居がありました。

 

いいお肌の日でした。

「噂の女医がこっそり教える女の不調が消える本(女性ホルモンの働きと肌、体、心…知識があれば、人生が変わる)」吉木伸子 主婦の友社 2016年刊行

心の問題が、肌に出ることも多いみたいです。

 

 

今日はこのあたりで。

それでは~。

知恵・釧路ししゃも・いい女・鍋の日でした(2017.11.7)

こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

さて、11月7日はこんな日です。

知恵の日、釧路ししゃもの日、いい女の日、鍋の日

※【知恵の日】

朝日新聞社が1988(昭和63)年、『朝日現代用語知恵蔵』発刊の時に制定。

 

「暮らし上手になるおばあちゃんの知恵袋」リベラル社 2015年刊行

核家族化が進んでいますが、昔からの知恵、受け継ぎたいですね。

 

「春夏秋冬江戸っ子の知恵」竹内誠 小学館 2013年刊行

さらに昔からの知恵、受け継ぎたいですね。

 

「自分の生き方を変える知恵(心をリセットすれば人生が変わる!)」斎藤茂太 中経出版 2013年刊行

茂太さんの知恵、価値があります。

 

「生きる悪知恵(正しくないけど役に立つ60のヒント)」西原理恵子 文芸春秋 2012年刊行

『いい人』で着かれている方に読んでほしい、茂太さんとは違う価値があります。

 

「利他のすすめ~チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵」大山泰弘 2011年刊行

友人おススメの【虹色のチョーク】を読んで、感動してすぐ買ってきたチョークです。。

 

日本理化学工業の社長の大山さんの本がありました。「虹色のチョーク」で感動したので、読まなければ…。

 

※【釧路ししゃもの日】

地域のブランドとして「釧路ししゃも」を全国にアピールする釧路地域ブランド推進委員会が制定。その美味しさなどをアピールして消費拡大を目指している。

日付は釧路のししゃも漁が10月下旬から11月下旬までで、いちばん美味しい時期に合わせて行っている「ししゃもフェア」の初日がこの日であり、11と7の語呂合わせで「いいな釧路ししゃもの日」と定めていることから。

 

「北海道道路地図(札幌・小樽・旭川・帯広・釧路・函館ほか北海道全都市)」昭文社 2015年刊行

ししゃも、食べに行きたいです。ししゃもフェア…、素敵な響き…。

 

「釧路・網走殺人ルート」西村京太郎 講談社 1988年刊行

西村先生、おはようございます。この間、網走に行ったので、気になります。観光ルートでお願いします。

 

※【いい女の日】

美のプロフェッショナルとして幅広く活動する美容家のたかの友梨氏が代表取締役を務め、女性の心と体を癒すトータルエステティックサロンを全国に120店舗以上展開する「たかの友梨ビューティクリニック」が制定。同社では創業当時から「1107」を「いいおんな」と読む語呂合わせから、サロンの電話番号などに多数使用しており、この日を美しくなりたい女性を応援する特別な日としている。

 

「いい女がつくるパパッとカッコいい料理」井上絵美 講談社 2001年刊行

いい女は、カッコよさが大事なのです。

 

「調子のいい女」宇佐美游 新潮社 2000年刊行

いい女と調子のいい女ではベクトルが全く違いますね…。

 

「かわいい女」レイモンド・チャンドラー 東京創元社 1981年刊行

むむ、気になる作家さんの一人です。

 

※【鍋の日】

立冬となることの多いこの日を「鍋の日」と定めたのは、鍋料理に欠かせない「つゆ」などのメーカーのヤマキ株式会社。冬に向かい鍋物がよりおいしくなる季節をアピールするのと、家族で鍋を囲んで団らんを楽しんでもらおうとの願いが込められている。

 

「いちばんやさしい基本の鍋レシピ(初心者でも失敗しない!)」講談社 2014年刊行

美味しい季節がやってきました。毎晩鍋でもいいです。

 

「奇祭の果て(鍋かむり祭の殺人)」西村京太郎 文芸春秋 2008年刊行

西村先生、ふたたびの登場です。いったいどうなっているのでしょう。鍋で一家団らんどころではありません。

 

 

今日はこのあたりで。

それでは~。

雑誌広告・いい5世代家族・いいりんご・いい酵母・縁結びの日でした(2017.11.5)

こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

さて、11月5日はこんな日です。

 

雑誌広告の日、いい5世代家族の日 、いいりんごの日、いい酵母の日、縁結びの日

 

※【雑誌広告の日】

日本雑誌広告協会が1970(昭和45)年に制定。「読書週間」「教育文化週間」のある時期ということで、この日を記念日とした。消費者の保護と雑誌広告の信頼を高めることを目的としている。

 

「コピーライターの世界(世の中、ぜんぶ広告なのだ)」糸井重里 徳間書店 1984年刊行

 

33年前の本ですが、活躍し続けている糸井さん、スゴイ。糸井さんのモノの見方、進化した部分、普遍的な部分を今と比べられます。スゴイ。

 

 

※【いい5世代家族の日】

親・子・孫・ひ孫・玄孫の5世代の家族を通して血縁でつながった家族のありがたさや命の大切さを伝えるために、製薬会社ノバルティスファーマが制定。

 

「1つ作って×3世代おかず(現役主婦の変身!新発想レシピ)」舘野鏡子 主婦の友社 2014年刊行

さすがに5世代メニューは書いてないようです。一緒に暮らしている世帯、あまりないかもしれないですよね。

 

 

※【いいりんごの日】

青森県が2001(平成13)年に制定。「いい(11)りんご(5)」の語呂合せ。

【関連】長野県りんごの日 11月22日

 

「りんごかもしれない」ヨシタケシンスケ ブロンズ新社 2013年刊行

子どもだけではなく、大人に人気の絵本です。感動とかじゃなくて、面白いテツガクです。って書くと難しそうに見えるけど、カンタンにモノの見方が深まります。

うーん、この本のオモシロサ、伝わった気がしないです。カンタンに説明するって難しいですね…。

 

※【いい酵母の日】

酵母を摂取することの大切さを広くアピールしようと、健康食品の製造販売を手がけて酵母の製品を扱う埼玉県鴻巣市に本拠を置く株式会社日健協サービスが制定。日付は11と5を「いい酵母」と読む語呂合わせから。

 

「おうちでのーんびりたのしむ『自家製酵母パン』の本」佐原文枝 主婦と生活社 2007年刊行

パンを焼く家庭、なんか、いいですね。

 

 

※【縁結びの日】

古くから出雲路は縁結びの地として知られる。出雲地方では神在月と呼ばれる旧暦の10月、全国から神々が出雲に集まり、結婚、恋愛、健康などさまざまな縁について会議が行われることから、人々の良いご縁が結ばれる日をと、神話の国・縁結び観光協会が制定。日付は11月5日で「いいご縁」と読む意味も含まれている。

 

なるほど、神の会議の俎上に載らないと…。

 

「若者が無縁化する(仕事・福祉・コミュニティでつなぐ)」宮本みち子 筑摩書房 2012年刊行

今はSNSで新たなコミュニティができますね。

 

今日はこのあたりで。

それでは~。

ユネスコ憲章記念・文化放送の日でした(2017.11.4)

こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

さて、11月4日はこんな日です。

ユネスコ憲章記念日、文化放送の日

 

※【ユネスコ憲章記念日】

1946年のこの日、国連の専門機関の一つユネスコ(国連教育科学文化機関=United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)が発足した。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」という言葉で始まる「ユネスコ憲章」が、この日から発効したことを記念して制定された日。

 

ユネスコは、なんだかピンときませんが、教育科学文化機関というと、結構な雰囲気で教育委員会や図書館と関連がありそうです。直接一緒に仕事をすることはないんですが…。

 

「なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか(ピース・コミニュケーションという試み)」伊藤剛 光文社 2015年刊行

平和、享受しているときはそれが当たり前になりますよね。健康とか、損なってはじめてありがたさを感じるというところがあります。

 

「いますぐ行きたい!日本の世界遺産」山本厚子 エクスナレッジ 2016年刊行

ユネスコと言えば、世界遺産の認定。富岡製紙場とか、認定後に注目度がグッと上がりましたよね。

 

 

※【文化放送の日】

東京のAMラジオ局「文化放送」の周波数は1134キロヘルツ。その数字にちなんだ両日を同局が記念日としたもの。

 

「午前0時のラジオ局」村山仁志 PHP研究所

ある地方局で、新米アナウンサーが奮闘する話です。著者はアナウンサーさん。ツイッターをされている様子なので、早速フォローさせていただきました。

あ、ちょうどこの本についての投稿をされていました。

なんども、村山さんがAmazonにこの本を勧められて、読んでみたらとてもいいお話で思わず涙ぐんだとのこと…。作者も感動する一冊ということがわかりました。

むむ、気になります。

 

 

今日はこのあたりで。

それでは~。

ガイコツ祭り・死者・キッチン、バスの日でした(2017.11.2)

こんばんは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

さて、11月2日はこんな日です。

タイツの日、阪神タイガース記念日、ガイコツ祭りの日、キッチン・バスの日

 

※【ガイコツ祭りの日】
メキシコで死者を祭る日として始まった日本のお盆に近い行事が「ガイコツ祭り」。祭りではガイコツをモチーフにした衣装で街をパレードしたり、ガイコツをデザインした菓子などが売り出されることから、日本の製菓メーカー東ハトが人気商品の「暴君ハバネロ」のパッケージをガイコツなどにしてアピールするために制定。

【死者の日】とも言われます。

 

「鹿児島県の民話(うたうがいこつ)」日本児童文学者協会 偕成社 1978年刊行

不気味な民話、数多くあります。
「死者の学園祭」赤川次郎 角川書店 1983年刊行

有名作家の有名作品です。なぜだろう、昔読んだはずだけど内容が思い出せないです。

 

「死者に捧げる殺人」西村京太郎 集英社 1997年刊行

西村先生、こんばんは。

 

「死者の配達人」森村誠一 祥伝社 1997年刊行

恐怖新聞かな?

 

「生者と死者と」エラリー・クイーン 東京創元社 1986年刊行 (クイーン、読んだことないです…)

 

※【キッチン・バスの日】
11月3日の「文化の日」の前日を家庭の日として家庭文化の在り様をみんなで考えようと、この記念日を制定したのはキッチン・バス工業会。
システムキッチン及び浴槽・浴室ユニットなどに対する理解の促進と工業会の認知度向上もその目的。
Kitchen−Bathの、Kはアルファベットの11番目、Bは2番目というのも日付の由来。

 

『「死霊」から「キッチン」へ(日本文学の戦後50年)』川西政明 講談社 1995年刊行

死者の日からつながっていますね。

 

今日はこのあたりで。

それでは~。