Category Archives: 図書館

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新書コーナーにどうして古い本があるの? 図書館のひみつ

『新書』とは、新しい本のことではないのです。意外と知られていない、『新書』と『新刊書』の違いのおはなし。

こんにちは、北海道の十勝、鹿追町図書館の石川誠です。

 

『新書』って、コトバを見たら、「新しい」の文字が入っていますから、『新書コーナー』って表示があったら新しい本が並んでいると、思っちゃいますよね。

ところがそうではないのです。

「え? どういうこと?」

はい、いわゆる『新書』は、やや薄めのソフトカバーの本で、だいたい1000円でおつりが来るくらいで手に入ることが多いです。

大きさを比較。左から文庫(105mm×148)、新書(103×182)、四六判(128×188)

それとは別の区分けで、『新刊書』は、新しく刊行された本です。刊行後、しばらくすると新刊書とは呼ばれなくなるのです。

 

「なるほど、んん? 新しく刊行された○○タイプの本は、新刊書なの?新書なの?」

とお思いの方、鋭いです!

それは、新刊書(新刊ともいいます)であり、新書です。

でも、しばらく経つと新刊書ではなくなりますが、永遠に新書です。

 

「しばらくって、どれくらいのこと?」

ええと、その扱いは本屋さんや出版社さん、図書館によって違うのですが、ボクは三ヶ月くらいは新刊としてつきあっています。

まとめ

新書コーナーに古い本があるのは、「新書」は新しいか古いかではなく、本の大きさのことなのでした。つまり、新書コーナーとは「新しい本のコーナー」という意味ではなく、そのサイズの本が並べられていますよ、ということなので、ちょっと紛らわしいのです。はい。

「えっ? こんなところに読みたい本があった!」 図書館の死角1

実は、意外と知られていないことなのですが、面白そうな本が、たくさん集まっている棚があるのでご紹介します。

こんにちは、鹿追町図書館の石川誠です。

利用者さんと話をしていて、図書館の楽しみ方がまだまだ伝えられていないなー、と思ったことを書いてみます。

図書館で、読みたい本が見つからないことはありませんか? 大量の本(鹿追町図書館では、約8万冊)があるため、「こんな本が読みたいな」と思っていてもその中から見つけられないことがあります。
お探しの本があるかもしれないコーナー、それは新書コーナーです。

なぜかというと、大きく3つの理由があります。

1  全ジャンルがコンパクトにまとまっているから。

図書館は、各ジャンルごとに棚が作られています(哲学・歴史・自然科学・産業などなど…)。
そこには、大きめの本(ハードカバーなど)が並んでます。
ところが、新書は背が低いため、本棚にムダなく並べるために、別のコーナーに新書だけで並べられていることが多いのです。そのため、各ジャンルがぎっしり詰まった本棚ができあがります。

このように、ギッシリムダなスペース無く並んでいます。

2  新書は、時事の話題ではやく出版するため、大きめの本より刊行スピードが速いものも多いから。

もちろん図書館なので、古い本もあります。それはさておき、新書は本の中でも比較的安価で入手しやすくサイズもそろって整理しやすいのです。
新書コーナーはどんどん充実していきます。

3  すぐ近くに違うテーマの本も並んでいて、探している本の近くで「あ! これも気になる!」という偶然の出会いが楽しめるから。

実はこれが新書コーナーをおススメする一番の理由かもしれません。
図書館に行くたびに、全部の棚を見て歩かれる方もいらっしゃいますが、なかなかそこまでの時間がないですよね。でも、新書の棚はうちの図書館で行けば、棚が4つほど。

鹿追町図書館の新書コーナーはこんな感じです。奥の方にあります。

背表紙のタイトルを右から左へ眺めていると、そのときのあなたの気分や悩みにピンとくる本がみつかります。時間がなくて館内くまなく探せないときにも、ここは見てほしいです。本が大好きなあなたに、ぜひおススメしたい楽しみ方です。

『お見合い1勝99敗』『妖怪と怨霊の日本史』『ことわざの知恵』『働かないアリに意義がある』…タイトルで、ちょっと気になるなーという本にどんどん出会えます。

というわけで、図書館に行ったら、新書コーナーに注目してくださいね。

※各図書館ごとに違いはあるので、鹿追町図書館の並べ方で記事を書いています。お役に立てれば幸いです。

図書館で、読みたいなと思った本が見つけられないとき、そのままお帰りではないですか? こんなこと聞いたら、悪いのではないかな、と思っている利用者さんへ。

お探しの本、どんどん、図書館の人に相談してくださいね。みなさんの要望や悩みに答える本を揃えていますし、棚から探しますし、図書館内に無ければ手配して用意します。ボク達は、そこにやりがいを感じています。

こんにちは、北海道の十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。

お探しの本が見つからないとき、ぜひ、図書館のスタッフにお声かけいただきたい理由は、大きく分けて3つです。

先人の残した知識、知恵が本の形で残されています。読んでどんどん自分のものにしてください!

1.図書館で、棚からお目当ての本を探すのは意外と難しかったりします。

例えば、仕事の悩みを解決する本も、いろんな棚に分かれて置かれています。部下との仕事の仕方で悩んでいて、それを解決する本は、生き方のコーナー、仕事の仕方のコーナー、日本語(言語)のコーナー、最近では、ビジネス支援のコーナーなど、多くのコーナーに分かれていて、あなたの目の前の棚以外にも、あなたのための本がたくさん用意されているのです。

2.あなたのお探しの本、実はその棚にはないけど、別の棚に並んでいた、ということも良くあるのです。

スタッフは本を探すプロです。どんな本があるかはお客さんよりもちろん詳しいし、館内の蔵書の検索機で調べるより、カウンターで図書館員が使うパソコンでの検索の方が多くの本を見つけられたりします。小さな町のうちの図書館でも、蔵書は8万冊ありますし、その中からみなさんのお目当ての本を探すのは、ちょっとしたコツがいる場合もあります。

こんな風に、時期に合わせた本を集めてコーナーを作ったりしています。そのため、棚からこのコーナーに本が移動していたりして、その棚には無い、ということもあるのです。

 

3. 我々はAIでなく、人間です。お客さんが、「この本、読みたかったんだ。あって良かった」と借りていただけると、とても嬉しいです。

「お役に立てた!」と、さらに次の方のために、「がんばろう」という気力もみなぎり、いい循環で仕事ができます。遠慮されているなら、ご遠慮無用です! 我々も、聞かれて応えられたらうれしいし、もしその本がなければ手配いたしますし、それが蔵書の充実にもなります。実は、どんな本が喜ばれるか、どんな本が子の図書館に必要かは、毎日考えています。こういう本が読みたいというご質問をいただいて、それが無かったとなると、悔しいです。そういうことがあると、限られた予算ですが次にお客様が来られた時に、満足してもらえるように蔵書を殖やそう、ということにもなります。「こんな本、探してるんだけど…」とぜひお声かけください。

本を読みふけってくれる姿を見ると、本当に働いていて良かったなと思います。

書いているうちに、4点目を付け加えたくなりました。

4.公共図書館は、全ジャンルについてくまなく本をそろえる使命があります。

本は、先人が残してくれた、経験がいっぱい詰まっています。先人がぶつかって、解決できた悩みの本も全ジャンルについてあります。鹿追町図書館の場合は、予算規模の問題もありますが、実は、うちの図書館に無い本でも、全道の図書館でネットワークを組んでおり、「利用者さんがこの本読みたいと言っているけど、うちの図書館にはなかった。でも、あなたの図書館にあるなら、貸してよ」といって、取り寄せの仕組みがあります。リクエストという仕組みもあり、こんな本を図書館で置いてほしい、というご要望、全部に応えられるわけではないけど、できる限りのことはしたいと思っています。

以上、4つのポイントから、ぜひ、「こういった本、ありますか?」と図書館でスタッフに聞いてほしいです。

図書館はただ本を並べてある施設ではなく「読みたい気持ちに応える」ために全国に設置されています。ぜひ、お声かけください。

ボクもカウンターで仕事をしていて、小さなお子さんがニコニコして、「このほん、かしてください」と言われると、本当にうれしいのです。大人の方から、こういう本ありますか?というお問い合わせに、ぴったりした本を見つけられると本当にうれしいのです。せひ、お気軽にお声かけください。図書館は静かに、となっている所が多いのですが、そこはどんどんお話しくださいね。

図書館の良さ、いいことを伝えるということ

北海道の十勝にある鹿追町の図書館で働いています。

図書館司書に憧れて、資格取得の勉強をはじめました。大学の通信の部でおススメされている田中共子さんの【図書館へ行こう】、たまたま、というかいつか読もうと思っていて積読していましたが、いまこそ読む時が来ました。

読んでいて、そうか、子どもたちに「来てください」と伝える前に、「図書館って、こんなところで、こんないいことがあるよ」ということをまだまだ伝えていないと思いました。

そもそも、図書館ってどんなもの?ということからはじめないと…。

まだ14ページまでしか読んでないけど、

○どうやって行くの?

○入っていいの?

○ぐるっと一回り!

○外で肝とよく、公園で読書!?

○こどもの本、大人が読まないのはもったいない

むしろ、時間がない大人にこそおススメ、3つの理由。

○ヤングアダルトコーナー

などなど、こんなに伝えようかなと思いついた項目があります。

少しずつ、伝える練習をしてみよう。

 

【鹿追町図書館の行き方】

「図書館の場所ってわかる?あ、わかんない?鹿追の役場って、行ったことあるかな。ない?そうだよね。子どもはあんまり行かないよね。鳥せいさんはわかるかな。子どもだけでは行かないよね。えーと、図書館は町の病院の北側にあるんだよ」

「鹿追小学校からは近いといえば、近いかな。でも、ちょっと離れているといえば離れているかな。えーと、大人の足でね、○○歩でついたよ。子どもの足だと…、ちょっと調べて教えてくれる?」

→今度、大人の足での○○歩を調べてみます。交通調査や入場者を数えるカシャカシャやるやつ、誰か持ってないかな…。

図書館司書に憧れて、資格取得の勉強を始めました。

ボクは北海道の十勝、鹿追町(しかおいちょう)に住んでいます。

もっと図書館のことを知りたい、本のことももっと学びたい。それに、図書館司書って響き、カッコいいなと憧れて資格取得の勉強を始めました。

図書館司書、通信なのでテキストと参考文献が中心となりますが、実際に近くの図書館の取り組みを知りましょう、という単位も多いので、毎日行くボクはちょっといいかも。

鹿追から大学は遠く、通えないので通信教育のある大学に申し込み。テキストが届くまで、【図書館概論】の単位の参考文献、【図書館へ行こう】(田中共子)著が家にあったので読んで待ちたいと思います。

この本は岩波ジュニア新書のレーベルなので、青少年向けに書かれています。

図書館の仕組みやサービス、また、そもそも本を読むということはどういうことなのか、などがわかりやすくまとめられていて、図書館のことも俯瞰できるし、子ども読書推進の活動のヒントにもなります。子どもたちのために勉強して、図書館や読書を自分の生活に役立ててもらおう!

長らく積読していましたが、いよいよ読んでみようと思います。

世界都市計画・いい歯・刃物・レントゲン・八ヶ岳・いいお肌の日でした(2017.11.8)

こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

さて、11月8日はこんな日です。

世界都市計画の日、いい歯の日、刃物の日、レントゲンの日、ボイラーデー、八ヶ岳の日、たぬき休むでぇ~(DAY)、いいお肌の日、いい歯ぐきの日(11月8日、9日)、いいパックの日(11月8日、9日)

 

世界都市計画の日でした。

「魔界都市ブルース」菊地秀行 祥伝社 1986年刊行

ここは都市計画どころではないですね…。

 

いい歯の日でした。

「歯の豆辞典(歯科医からみた歯の人類学)」山田博之 丸善プラネット 2015年刊行

 

刃物の日でした。

「刃物のはなし」加藤俊男 さ・え・ら書房 1985年刊行

なかなか普段、聞けない話ですね。

 

レントゲンの日でした。

「くらしの中の放射線利用(トオル君の体験記)」放射線利用冊子編集委員会 日本原子力文化振興財団 2004年刊行

 

ボイラーデーでした。

 

八ヶ岳の日でした。

「追跡原生林(北八ヶ岳72時間の壁)」今野敏 祥伝社

人気作家今野さんの作品を発見。

 

たぬき休むでぇ~(DAY)でした。

※【たぬき休むでぇ~(DAY)】

信楽焼で有名な滋賀県甲賀市信楽町の信楽町観光協会が制定。

信楽焼の狸の徳利には「八」と書かれていることから、11月8日を全国の店先で愛嬌よく商売繁盛に頑張っている信楽焼狸の休日に。この日には「たぬき」に感謝して腹鼓を打つ。

「しょじょじのたぬきばやし」倉橋達治 教育画劇

有名な紙芝居がありました。

 

いいお肌の日でした。

「噂の女医がこっそり教える女の不調が消える本(女性ホルモンの働きと肌、体、心…知識があれば、人生が変わる)」吉木伸子 主婦の友社 2016年刊行

心の問題が、肌に出ることも多いみたいです。

 

 

今日はこのあたりで。

それでは~。

知恵・釧路ししゃも・いい女・鍋の日でした(2017.11.7)

こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

さて、11月7日はこんな日です。

知恵の日、釧路ししゃもの日、いい女の日、鍋の日

※【知恵の日】

朝日新聞社が1988(昭和63)年、『朝日現代用語知恵蔵』発刊の時に制定。

 

「暮らし上手になるおばあちゃんの知恵袋」リベラル社 2015年刊行

核家族化が進んでいますが、昔からの知恵、受け継ぎたいですね。

 

「春夏秋冬江戸っ子の知恵」竹内誠 小学館 2013年刊行

さらに昔からの知恵、受け継ぎたいですね。

 

「自分の生き方を変える知恵(心をリセットすれば人生が変わる!)」斎藤茂太 中経出版 2013年刊行

茂太さんの知恵、価値があります。

 

「生きる悪知恵(正しくないけど役に立つ60のヒント)」西原理恵子 文芸春秋 2012年刊行

『いい人』で着かれている方に読んでほしい、茂太さんとは違う価値があります。

 

「利他のすすめ~チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵」大山泰弘 2011年刊行

友人おススメの【虹色のチョーク】を読んで、感動してすぐ買ってきたチョークです。。

 

日本理化学工業の社長の大山さんの本がありました。「虹色のチョーク」で感動したので、読まなければ…。

 

※【釧路ししゃもの日】

地域のブランドとして「釧路ししゃも」を全国にアピールする釧路地域ブランド推進委員会が制定。その美味しさなどをアピールして消費拡大を目指している。

日付は釧路のししゃも漁が10月下旬から11月下旬までで、いちばん美味しい時期に合わせて行っている「ししゃもフェア」の初日がこの日であり、11と7の語呂合わせで「いいな釧路ししゃもの日」と定めていることから。

 

「北海道道路地図(札幌・小樽・旭川・帯広・釧路・函館ほか北海道全都市)」昭文社 2015年刊行

ししゃも、食べに行きたいです。ししゃもフェア…、素敵な響き…。

 

「釧路・網走殺人ルート」西村京太郎 講談社 1988年刊行

西村先生、おはようございます。この間、網走に行ったので、気になります。観光ルートでお願いします。

 

※【いい女の日】

美のプロフェッショナルとして幅広く活動する美容家のたかの友梨氏が代表取締役を務め、女性の心と体を癒すトータルエステティックサロンを全国に120店舗以上展開する「たかの友梨ビューティクリニック」が制定。同社では創業当時から「1107」を「いいおんな」と読む語呂合わせから、サロンの電話番号などに多数使用しており、この日を美しくなりたい女性を応援する特別な日としている。

 

「いい女がつくるパパッとカッコいい料理」井上絵美 講談社 2001年刊行

いい女は、カッコよさが大事なのです。

 

「調子のいい女」宇佐美游 新潮社 2000年刊行

いい女と調子のいい女ではベクトルが全く違いますね…。

 

「かわいい女」レイモンド・チャンドラー 東京創元社 1981年刊行

むむ、気になる作家さんの一人です。

 

※【鍋の日】

立冬となることの多いこの日を「鍋の日」と定めたのは、鍋料理に欠かせない「つゆ」などのメーカーのヤマキ株式会社。冬に向かい鍋物がよりおいしくなる季節をアピールするのと、家族で鍋を囲んで団らんを楽しんでもらおうとの願いが込められている。

 

「いちばんやさしい基本の鍋レシピ(初心者でも失敗しない!)」講談社 2014年刊行

美味しい季節がやってきました。毎晩鍋でもいいです。

 

「奇祭の果て(鍋かむり祭の殺人)」西村京太郎 文芸春秋 2008年刊行

西村先生、ふたたびの登場です。いったいどうなっているのでしょう。鍋で一家団らんどころではありません。

 

 

今日はこのあたりで。

それでは~。

雑誌広告・いい5世代家族・いいりんご・いい酵母・縁結びの日でした(2017.11.5)

こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

さて、11月5日はこんな日です。

 

雑誌広告の日、いい5世代家族の日 、いいりんごの日、いい酵母の日、縁結びの日

 

※【雑誌広告の日】

日本雑誌広告協会が1970(昭和45)年に制定。「読書週間」「教育文化週間」のある時期ということで、この日を記念日とした。消費者の保護と雑誌広告の信頼を高めることを目的としている。

 

「コピーライターの世界(世の中、ぜんぶ広告なのだ)」糸井重里 徳間書店 1984年刊行

 

33年前の本ですが、活躍し続けている糸井さん、スゴイ。糸井さんのモノの見方、進化した部分、普遍的な部分を今と比べられます。スゴイ。

 

 

※【いい5世代家族の日】

親・子・孫・ひ孫・玄孫の5世代の家族を通して血縁でつながった家族のありがたさや命の大切さを伝えるために、製薬会社ノバルティスファーマが制定。

 

「1つ作って×3世代おかず(現役主婦の変身!新発想レシピ)」舘野鏡子 主婦の友社 2014年刊行

さすがに5世代メニューは書いてないようです。一緒に暮らしている世帯、あまりないかもしれないですよね。

 

 

※【いいりんごの日】

青森県が2001(平成13)年に制定。「いい(11)りんご(5)」の語呂合せ。

【関連】長野県りんごの日 11月22日

 

「りんごかもしれない」ヨシタケシンスケ ブロンズ新社 2013年刊行

子どもだけではなく、大人に人気の絵本です。感動とかじゃなくて、面白いテツガクです。って書くと難しそうに見えるけど、カンタンにモノの見方が深まります。

うーん、この本のオモシロサ、伝わった気がしないです。カンタンに説明するって難しいですね…。

 

※【いい酵母の日】

酵母を摂取することの大切さを広くアピールしようと、健康食品の製造販売を手がけて酵母の製品を扱う埼玉県鴻巣市に本拠を置く株式会社日健協サービスが制定。日付は11と5を「いい酵母」と読む語呂合わせから。

 

「おうちでのーんびりたのしむ『自家製酵母パン』の本」佐原文枝 主婦と生活社 2007年刊行

パンを焼く家庭、なんか、いいですね。

 

 

※【縁結びの日】

古くから出雲路は縁結びの地として知られる。出雲地方では神在月と呼ばれる旧暦の10月、全国から神々が出雲に集まり、結婚、恋愛、健康などさまざまな縁について会議が行われることから、人々の良いご縁が結ばれる日をと、神話の国・縁結び観光協会が制定。日付は11月5日で「いいご縁」と読む意味も含まれている。

 

なるほど、神の会議の俎上に載らないと…。

 

「若者が無縁化する(仕事・福祉・コミュニティでつなぐ)」宮本みち子 筑摩書房 2012年刊行

今はSNSで新たなコミュニティができますね。

 

今日はこのあたりで。

それでは~。

ユネスコ憲章記念・文化放送の日でした(2017.11.4)

こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

さて、11月4日はこんな日です。

ユネスコ憲章記念日、文化放送の日

 

※【ユネスコ憲章記念日】

1946年のこの日、国連の専門機関の一つユネスコ(国連教育科学文化機関=United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)が発足した。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」という言葉で始まる「ユネスコ憲章」が、この日から発効したことを記念して制定された日。

 

ユネスコは、なんだかピンときませんが、教育科学文化機関というと、結構な雰囲気で教育委員会や図書館と関連がありそうです。直接一緒に仕事をすることはないんですが…。

 

「なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか(ピース・コミニュケーションという試み)」伊藤剛 光文社 2015年刊行

平和、享受しているときはそれが当たり前になりますよね。健康とか、損なってはじめてありがたさを感じるというところがあります。

 

「いますぐ行きたい!日本の世界遺産」山本厚子 エクスナレッジ 2016年刊行

ユネスコと言えば、世界遺産の認定。富岡製紙場とか、認定後に注目度がグッと上がりましたよね。

 

 

※【文化放送の日】

東京のAMラジオ局「文化放送」の周波数は1134キロヘルツ。その数字にちなんだ両日を同局が記念日としたもの。

 

「午前0時のラジオ局」村山仁志 PHP研究所

ある地方局で、新米アナウンサーが奮闘する話です。著者はアナウンサーさん。ツイッターをされている様子なので、早速フォローさせていただきました。

あ、ちょうどこの本についての投稿をされていました。

なんども、村山さんがAmazonにこの本を勧められて、読んでみたらとてもいいお話で思わず涙ぐんだとのこと…。作者も感動する一冊ということがわかりました。

むむ、気になります。

 

 

今日はこのあたりで。

それでは~。

ガイコツ祭り・死者・キッチン、バスの日でした(2017.11.2)

こんばんは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

さて、11月2日はこんな日です。

タイツの日、阪神タイガース記念日、ガイコツ祭りの日、キッチン・バスの日

 

※【ガイコツ祭りの日】
メキシコで死者を祭る日として始まった日本のお盆に近い行事が「ガイコツ祭り」。祭りではガイコツをモチーフにした衣装で街をパレードしたり、ガイコツをデザインした菓子などが売り出されることから、日本の製菓メーカー東ハトが人気商品の「暴君ハバネロ」のパッケージをガイコツなどにしてアピールするために制定。

【死者の日】とも言われます。

 

「鹿児島県の民話(うたうがいこつ)」日本児童文学者協会 偕成社 1978年刊行

不気味な民話、数多くあります。
「死者の学園祭」赤川次郎 角川書店 1983年刊行

有名作家の有名作品です。なぜだろう、昔読んだはずだけど内容が思い出せないです。

 

「死者に捧げる殺人」西村京太郎 集英社 1997年刊行

西村先生、こんばんは。

 

「死者の配達人」森村誠一 祥伝社 1997年刊行

恐怖新聞かな?

 

「生者と死者と」エラリー・クイーン 東京創元社 1986年刊行 (クイーン、読んだことないです…)

 

※【キッチン・バスの日】
11月3日の「文化の日」の前日を家庭の日として家庭文化の在り様をみんなで考えようと、この記念日を制定したのはキッチン・バス工業会。
システムキッチン及び浴槽・浴室ユニットなどに対する理解の促進と工業会の認知度向上もその目的。
Kitchen−Bathの、Kはアルファベットの11番目、Bは2番目というのも日付の由来。

 

『「死霊」から「キッチン」へ(日本文学の戦後50年)』川西政明 講談社 1995年刊行

死者の日からつながっていますね。

 

今日はこのあたりで。

それでは~。